JR東日本が日本通運にサヨナラ勝ち 西居建陽が気迫の完投 7年ぶり日本選手権出場へ望み

  • サヨナラのホームを踏み、ネクストの山内慧とハイタッチをするJR東日本の岩本(撮影・保坂淑子)
  • 5安打2失点で完投勝利のJR東日本の先発、西居(撮影・保坂淑子)
  • 5安打2失点で完投勝利のJR東日本の先発、西居(撮影・保坂淑子)

<社会人野球日本選手権大会関東代表決定戦敗者復活:JR東日本3-2日本通運>◇12日◇1回戦◇等々力

JR東日本がサヨナラで日本通運を破り、7年ぶりの日本選手権出場へ望みをつないだ。

同点の9回1死二塁から、菅田大介内野手(26=奈良学園大)が中越え二塁打を放ち、三塁走者を迎え入れてサヨナラ勝利を決めた。

投げては、先発の西居建陽投手(28=中部学院大)が9回5安打2失点で完投勝利。初回の2失点のみで、キレのいいスライダーを軸に、4回からは無安打投球。「今日は右も左もスライダーで三振をとれた」と、9奪三振。「しんどかったけど最後まで投げきれてうれしいです」と、笑顔で汗をぬぐった。

関東代表はすでに日立製作所、明治安田生命、ENEOS、東京ガスが出場を決めており、残る1つの枠を争い、JR東日本は、この後行われる鷺宮製作所とJFE東日本の勝者と明日、対戦する。浜岡武明監督(52)は「今日は西居が良く投げてくれた。状況と相手を見ながら冷静な投球ができるようになった。明日は総力戦で戦う」と、意気込んだ。