【日本ハム】伊藤大海、来季開幕投手内定の金村尚真に金言「開幕戦までの時間を大事にして」
今季の開幕投手を務めた日本ハム伊藤大海投手(27)から、来季の開幕投手に内定した金村尚真投手(24)に金言だ。
伊藤は1日、北海道・苫小牧市内で選手会納会ゴルフに参加。11月30日にエスコンフィールドで行われたファン感謝イベントで新庄監督からサプライズ発表された後輩に「チームの1試合目だと変に気負いすぎてもしょうがない。初登板がそこなだけ。でも、あいつだったら大丈夫」とエールを送った。
1年前は金村と似た立場だった。自身初の大役は昨年9月25日楽天戦(エスコンフィールド)の試合前に通達され、同11月23日のファン感謝イベントで新庄監督から発表された。「この日に投げるっていうのを、オフに入るタイミングで言ってもらったことによって自覚、責任感、オフの過ごし方は変わってきた。いろんなことに気づけた時間があった」と振り返る。
結果として、今季の開幕白星から初の最多勝&勝率第1位の個人タイトル2冠を獲得した。開幕戦だけでなく、シーズンを通してチームを背負うことを意識して過ごす時間が、技術も人間性も成長を促してくれると身をもって知った1年。金村にも「開幕戦までの12、1、2月、オープン戦の時間を大事にしてほしい」。
伊藤自身も来季は4月1日ソフトバンク戦(エスコンフィールド)での先発が内定した。CSファイナルで苦汁をなめた相手との本拠地開幕戦に「これも何かの縁だと思うし、意気に感じる。去年のような過ごし方でしっかり準備したい」。後輩に負けじとチームを開幕ダッシュに導くために、いいオフを過ごす。【木下大輔】