【阪神】大竹耕太郎“陶芸トレ”でオフも集中力研ぎ澄ます 一緒に過ごす“相棒”も明かす

  • ハワイの海でサーフィンを楽しむ大竹(本人提供)
  • 平均台でバランスをとりながら投球する大竹(撮影・上田博志)

阪神大竹耕太郎投手(29)が“陶芸トレ”で、オフも集中力を研ぎ澄ます。合気道に華道、茶道、お香…。これまでさまざまな取り組みにチャレンジし、野球につなげてきた左腕。このオフは? の問いに、しばし考えて出てきたのが「陶芸」だった。

「何かあるかな…。年末年始に陶芸するぐらい」。実は昨年の1月にも、陶芸に挑戦。「ギョーザ用の皿を作って。ギョーザのたれが真ん中にたまるように、真ん中深くして」とこだわった。無心でろくろを回す時間は、メンタル面にも好影響を及ぼす。「集中力を使う。集中力を保つものは、結構好きなので結構やります。瞑想(めいそう)とかも続けてますね、今も。この間もやりました」。阪神に移籍後は2年連続で2ケタ勝利。来季もフル回転するためにも、リフレッシュしながら、自らを高める時間にする。

一緒に過ごす“相棒”もできた。シーズン後半から飼い始めた愛猫、スコティッシュフォールドの「カステラ」だ。白いふわふわの毛にまだら模様で「オレンジ、黒で、カステラ。下にザラメ付いてるので、ザラメ白じゃないですか」と命名した。さらに長崎での自主トレで着用していた、Tシャツに描かれたカステラと猫の色合いがそっくり。「ペットショップ入って見たら、え…運命的な…」と出会いを果たした。「癒やされますよ。めっちゃツンデレなので。寄ってったら逃げていったり。それがいい。思うようにいかないなみたいな」。かわいい家族が心を癒やす存在となっている。

9日に現役ドラフトが行われ、巨人から畠の加入が決まった。自身も2年前にソフトバンクから入団。「偉そうに、年上の人に…」とアドバイスする立場ではないと前置きしつつ「とりあえず慣れることですかね。ルールとか、これが当たり前という基準から全然違う」と経験談を話した。自身も3年連続の活躍を目指し、充実のオフを過ごす。【磯綾乃】

阪神大竹の異種トレーニング

◆合気道 腕力を使わず相手を投げたり、体のバランスが求められる競技。出稽古で練習を行うなど、体の使い方を練習した。

◆サーフィン 昨オフのハワイ優勝旅行中で約5年ぶりに挑戦。「視界の捉え方」に野球と通じる部分があると実感した。

◆お香たき リラックス効果に加えて「五感の中の普段は意識して使わない、鼻とかを使う」練習にも。

◆華道、茶道 「『集中する系』をやってみたい」と習い事として取り組む。生けた花などは自身のSNSに投稿することも。

◆平均台投球 マウンドに設置した平均台の上で投球。本人いわく「できるだけ狭い所を通る感覚」の意識付け。春季キャンプなどで練習。

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