「赤プリ」跡地のビル売却益は西武球団にも恩恵 売却益の一部で本拠地ベルーナドーム設備投資へ
「赤プリ」跡地のビル売却益は、西武球団にも恩恵をもたらす。
親会社の株式会社西武ホールディングス(HD)が12日、東京・千代田区の複合商業ビル「東京ガーデンテラス紀尾井町」を約4000億円で米投資会社ブラックストーンに売却すると発表。同社の発表資料によると、売却益の一部が「埼玉西武ライオンズ強化のための環境改善(観客動員数の増加にともなう売上増)」へ投資されると明記された。
具体的なことは今後話し合われる見通しだが、活用策として挙がっているのがかねて懸案となっている本拠地ベルーナドームの環境改善だ。冬場は吹きさらしで寒さが増し、夏は熱気がこもり尋常ではない暑さになる。現役選手たちからも改善の要望が出る中で、今回の設備投資が課題解決への布石となる期待が高まっている。球団関係者は「(今回の設備投資は)観客増に貢献する投資をするということです。お客様がいっぱい来てもらえるように、暑さや寒さの環境面とかに充てられる」と改修工事などを含む投資例が検討されているとした。