藤浪晋太郎と甲子園決勝で2度投げ合い春夏連続準V 社会人パナソニック城間竜平が現役引退

社会人パナソニックは13日までに勇退選手を発表し、12年に春夏連続で甲子園準優勝に輝いた城間竜平投手(30)が現役を退くこととなった。

城間は光星学院(青森=現校名は八戸学院光星)時代、背番号「4」の内野手兼投手で甲子園に出場。12年の甲子園では春夏連続で決勝に進出したが、藤浪晋太郎投手(30=メッツFA)や森友哉捕手(29=オリックス)らを擁する大阪桐蔭の前に春は3-7、夏は0-3で敗れ、東北勢初の全国制覇とはならなかった。城間は両試合ともマウンドに上がり、藤浪と投げ合った。

光星学院ではロッテ田村、現在は社会人三菱重工Westの前阪神北條らと同学年だった。

高校卒業後は投手として東北福祉大へ進学。社会人パナソニックでは都市対抗や日本選手権にも出場し、8年間プレーした。

城間は同社を通じて「兄の影響で小学1年生から始めた野球を、ここまで長く続けるとは思ってもいませんでした。高校時代は甲子園出場もかない、たくさんのスター選手とプレーできたことは、自分にとって大きな財産になっています。社会人野球の選手となってからは、ケガもあり、うまくいかないことの方が多かったですが、腐らずに最後までやりきれたことは誇りであり、自分で自分を褒めてあげたいと思います。これからは、昨日より今日、今日より明日に、何か1つでも成長し、1日でも早く会社に貢献できるように精いっぱい努力します」とコメントした。