【日本ハム田宮裕涼&福島蓮】奇縁?「福島が投げるとき大体打ってるんで」/連載98

6年ぶりのクライマックス・シリーズ(CS)進出、首位ソフトバンク追走へ、日本ハムが勝負の9月の戦いに挑んでます。酷暑の夏場に猛烈な追い上げを見せた選手たちの言葉―。試合前後のインタビューを中心に、順次ノーカット版で公開していきます。

今季大ブレークした田宮裕涼捕手捕手(24)は、ここまで放った3本塁打は、すべて福島蓮投手(21)の登板試合でした。2人がバッテリーを組んだ8月12日の西武戦(エスコンフィールド)では、田宮捕手が3号ソロ。キャンプで同部屋だった入団時からの2人の関係性や、福島投手の直球の魅力などを明かしてくれてます。西武高橋光成投手に投げ勝ち、2勝目を挙げた福島投手も田宮捕手との試合前のやりとりなどについて語ってくれました。

プロ野球

◆田宮裕涼(たみや・ゆあ)2000年(平12)6月13日、千葉・山武市生まれ。成田から18年ドラフト6位で日本ハム入り。20年9月27日オリックス戦(京セラドーム大阪)でプロ初出場、初安打。23年9月25日楽天戦(エスコンフィールド)でプロ初本塁打、初打点をマーク。23年までは通算31試合出場、打率2割2分8厘、2本塁打、9打点。今季前半戦の盗塁阻止率3割8分5厘はリーグトップ。規定打席到達時には、打率がリーグ2位にランクインした。175センチ、79キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸700万円。


◆福島蓮(ふくしま・れん)2003年(平15)4月25日生まれ、青森・八戸市出身。小4から青潮ファイターズで野球を始め、湊中時代は軟式野球部に所属。八戸西では1年春からベンチ入り。3年春のセンバツに21世紀枠で出場。初戦で具志川商(沖縄)に敗れる。22年育成ドラフト1位で日本ハムに入団。24年3月14日に支配下登録された。6月2日のDeNA戦でプロ初勝利。190センチ、76キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸540万円。

8月12日、西武戦で本塁打

8月12日、西武戦で本塁打

「キャンプ同部屋…仲はいいです、とても」

■8月12日 〇日本ハム5-1西武(エスコンフィールド)

※日本ハムが6連勝。2回にレイエスのソロで先制すると、6回は田宮のソロで着実に得点を重ねた。先発の福島は7回途中1失点の好投で今季2勝目。

■田宮捕手

(6回に3号ソロ、福島を好リードで支える)

――ナイスホームランでした

ありがとうございます。

――福島投手が投げると本塁打を打つ予感は

そうっすね。福島が投げるとき大体打ってるんで。打てるかなっていう勝手な予想です。

――ここまで全本塁打が福島選手の試合。不思議な縁ですね

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