【日本ハム水谷瞬】ファイナルで打倒古巣!「1本、ボテボテのライト前で」連載116

日本ハムがパ・リーグ2位になり、6年ぶりのクライマックスシリーズ(CS)進出を果たしました。12日からのCSファーストステージ(エスコンフィールド)でロッテと対戦。8年ぶりの日本一を目指す戦いを前に、今シーズンを振り返るインタビューをお届けします。

新庄剛志監督(52)、山崎福也投手(32)に続く第3弾は、現役ドラフトでソフトバンクから加入した水谷瞬外野手(23)です。

プロ野球

◆水谷瞬(みずたに・しゅん)2001年(平13)3月9日生まれ、愛知県出身。石見智翠館では甲子園出場なし。18年ドラフト5位でソフトバンクに入団したが1軍出場なし。23年2軍で83試合に出場し、打率2割5分9厘、4本塁打、35打点。昨年12月の現役ドラフトで日本ハムに移籍。今季は96試合に出場し、打率2割9分、9本塁打、39打点。7月のオールスターには「プラスワン投票」で初出場。193センチ、99キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸540万円。

加入1年目ながら、CS進出に大きく貢献

加入1年目ながら、CS進出に大きく貢献

「力みすぎず、意気込みすぎず」

――チームのクライマックスシリーズ進出に中心選手として貢献した

チームとしてCSというところを目指していたところでもあると思うので、そこは素直にうれしいかなと思います

――クライマックスシリーズにかける思いは

やっぱりチームとして日本一というところを目指しているので、そこを目指したいと思うんですけど、個人的にはファーストステージに勝ってファイナルで古巣を倒したいなって思っています

――昨季まで在籍したソフトバンクと戦えれば、ファンの前でどんなプレーを見せたい

そうですね、シーズンを通してホークス戦は全然打てていなかったので、そこまで期待してもらっても困るんですけど(笑い)。

いいところで1本出せたらいいなっていう気持ちで、もしそういうカードになったら楽に臨みたいなと思います

――「1本」というのはホームランですか

いや、ライト前でいいです。ボテボテのライト前で(笑い)。

――古巣相手との試合は、意識も変わりますか

そうですね、やっぱりいろんな気持ちというか、シーズンを通してもホークス戦の入り方は他の球団とは違った部分があったので。

ポストシーズンになったらもっと変わってくると思うんですけど、そこは力みすぎず、意気込みすぎず、いつも通りのマインドでいられればと思います。

現役ドラフトでソフトバンクから入団

現役ドラフトでソフトバンクから入団

全て終わって良かった、悪かったが出てくる1年

――ソフトバンク時代は1軍出場がなかったが、現役ドラフトで移籍した日本ハムで1軍デビューしてブレークできたレギュラーシーズンを振り返って

やっぱりどこから見ても分かるように去年とは全く違ったシーズンだったんですけど、僕の中ではそこまで実感がないっていうか。

やっぱり本当に全て終わってみて何が良かったな、悪かったなっていうところが出てくる1年なのかなと思っているので、今の段階ではそこまで大きく実感を持てていないというか、そういう現状ではあります。

――あらためてですが、日本ハムに来た時は、どんな気持ちでしたか

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