【巨人萩尾匡也】人生初の骨折…全治2カ月半を2週間に縮める秘策それは/連載124

巨人の萩尾匡也外野手(23)が、9月29日のヤクルト戦(神宮)で左手に死球を受け「左第5中手骨頭骨折」のため離脱しました。1点を追う6回に死球を受け、治療で1度ベンチに退くも、約1分の治療を終え、グラウンドに戻りました。気合を入れるように「シャー」と雄たけびを上げ、一塁へと全力ダッシュする姿にファンからは拍手が起きましたが、診断は厳しい結果でした。

巨人は16日開幕のCSファイナルステージから日本一に向けた戦いをスタートします。負傷直後に川崎市のジャイアンツ球場で故障班に合流した萩尾は、最後までチームの力になることを目指す思いを語りました。

プロ野球

◆萩尾匡也(はぎお・まさや)2000年(平12)12月28日、熊本県大津町生まれ。10歳から室小軟式野球部で野球を始める。文徳高では1年春から4番。3年時は主将で「九州最強スラッガー」と呼ばれた。高校通算46本塁打。慶大では2年春にリーグ戦にデビューし、3年春からレギュラー。4年春は5本塁打、17打点の2冠。4年秋は打率4割、4本塁打、17打点で3冠王に輝いた。22年ドラフト2位で巨人に入団。23年5月28日の阪神戦(甲子園)で「7番中堅」でプロ初出場、初スタメン。8回に才木からプロ初安打となる左前打を放った。今季は56試合の出場で打率2割1分5厘、2本塁打、12打点。4月3日の中日戦(バンテリンドーム)でプロ初本塁打。180センチ、85キロ。右投げ右打ち。今季推定年俸1200万円。

9月29日のヤクルト戦で、左手に死球を受ける

9月29日のヤクルト戦で、左手に死球を受ける

「大丈夫だと信じ込んでいた」

――患部の状態は

うーん、良くなっている感覚は…。

――当たった時は

大丈夫だと自分では信じ込んでいた。

――ポストシーズンは厳しい

まあでも、やれることはやっていきたいと思っていますし、どんな診断をもらったところで日本一になりたい気持ちは変わらない。

少しでも可能性がある限り、やれることはしっかりやって臨みたい。

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