【ヤクルトの新任コーチトリオ】ノックが「異常にうまい」のは誰?/連載136

ヤクルトの新任コーチが、それぞれの初心を語りました。10月16日に神宮外苑で行われた秋季練習から、今季限りで引退した山崎晃大朗コーチ(31)、西浦直亨コーチ(33)、スコアラーから転身した井野卓コーチ(40)が合流しました。選手たちに囲まれてあいさつからスタートし、練習では慣れないノックバットの扱いに四苦八苦。それぞれがコーチ業初日を振り返りました。

プロ野球

◆山崎晃大朗(やまさき・こうたろう)1993年(平5)8月11日、和歌山県生まれ。中学時代は投手兼外野手。青森山田では2年秋から中堅手レギュラーも、甲子園出場なし。日大では1年春からリーグ戦出場。15年ドラフト5位でヤクルト入団。16年7月31日巨人戦でプロ初出場。同年イースタンリーグで盗塁王。22年に自身最多の118試合に出場した。プロ通算596試合で打率2割4分6厘、7本塁打、97打点、48盗塁。今季限りで現役引退を表明し、本拠地最終戦となった10月3日の広島戦(神宮)でフル出場。174センチ、74キロ。左投げ左打ち。


◆井野卓(いの・すぐる)1983年(昭58)11月23日、群馬県生まれ。前橋工-東北福祉大を経て、05年大学生・社会人ドラフト7巡目で楽天入団。07年6月30日西武戦でプロ初出場。12年オフ、金刃と仲沢との2対2トレードで横川とともに巨人移籍。14年オフに戦力外通告を受け、15年からヤクルトでプレー。18年に自身最多の47試合出場。20年限りで現役引退。プロ通算148試合で打率1割4分2厘、0本塁打、13打点。21年からヤクルトでスコアラーを務めた。現役時代は178センチ、83キロ。右投げ右打ち。


◆西浦直亨(にしうら・なおみち)1991年(平3)4月11日、奈良県生まれ。天理では3年春夏に甲子園出場。法大を経て、13年ドラフト2位でヤクルト入団。14年開幕戦でデビューして初打席本塁打。18年は初めて規定打席に到達し、初の2桁本塁打。23年7月、阪口皓亮とのトレードでDeNAへ移籍。プロ通算592試合出場で打率2割3分5厘、38本塁打、190打点。178センチ、75キロ。右投げ右打ち。

やっぱりノックの精度

10月16日 コーチ業初日、ノックバットを振るヤクルト山崎晃大朗コーチ

10月16日 コーチ業初日、ノックバットを振るヤクルト山崎晃大朗コーチ

 

■山崎コーチ

-コーチ業初日を終えて

手伝いくらいですね。ノック打って。内野も外野も打ってって感じ。

-今までは練習する側だった

やっぱり変ですね。アップを眺めるっていうのがなかったんで、みんなストレッチしてる時に立ってるのも新鮮っていうか。何していいかわかんなくて。

-ノックの練習は

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