【西武甲斐野央】骨挫傷「ずっとけがしてるプロ野球人生…何かを変えなきゃ」/連載148

西武甲斐野央投手(27)がこのオフ、フィジカル強化に取り組んでいます。移籍1年目の今季は、4月24日に右肘のコンディション不良で出場選手登録を抹消。いったん復帰しましたが、5月に再び離脱しました。実は、骨挫傷を患っていました。8月末に再昇格してからは、リリーフとして安定したピッチングを見せました。最終的には、19試合、0勝2敗11ホールド、防御率2・95。移籍2年目へ向けた決意を語ってもらいました。

プロ野球

◆甲斐野央(かいの・ひろし)1996年(平8)11月16日、兵庫県生まれ。東洋大姫路では主に三塁手。東洋大進学後から投手に専念。1年秋からリーグ戦に登板し、3年秋に最優秀投手とベストナイン。18年ドラフト1位でソフトバンク入り。19年11月のプレミア12では中継ぎとして優勝に貢献。20年12月に右肘手術を受け、21年5月に実戦復帰。22年6月17日の楽天戦で160キロをマーク。今季ソフトバンクにFA移籍した山川の人的補償として西武に入団。4月24日に右肘の違和感で登録抹消になり、8月24日に1軍再昇格した。188センチ、92キロ。右投げ左打ち。今季推定年俸4000万円。

今はスキルより「フィジカルの方を」

―このオフはどこを重点的に強化する

フィジカル面ですかね。スキル面は本当にまだまだ。筋力とかそっちのフィジカル面もまだまだと思うので、そっちのほうを重点的に本格的に鍛えたい。

―具体的に、どういうトレーニングを

重量をかついで速く動かせる強さだったりとか、そっち系はやってます。僕が初心者すぎてメニューとかがわかんないんで、そこはSC(ストレングス&コンディショニング)さんにお聞きして、ちゃんと栄養と休養を取って、いい体を作り上げようと思っています。

―目的は

自然と大きくはなってくると思うんですけど、目的はやっぱ速く、強くをメインです。

―大学や古巣(ソフトバンク)では、あまり筋力トレーニングはやらなかった

本文残り74% (1772文字/2391文字)