【西武森脇亮介】「人間として普通にボールを投げられるところに戻れた」/連載154
西武育成の森脇亮介投手(32)が、来季への強い決意を見せました。
今季は「右上腕動脈閉塞(へいそく)症」の手術を乗り越え、7月の2軍戦で1年ぶりの公式戦登板を果たしました。支配下復帰に向けて確かな1歩を踏み出しました。
1軍の舞台へ返り咲くための原動力とは―。秋季キャンプ中に話を聞きました。
プロ野球
◆森脇亮介(もりわき・りょうすけ)1992年(平4)7月13日、京都府生まれ。塔南―日大―セガサミーを経て、18年ドラフト6位で西武入り。19年5月6日楽天戦でプロ初登板。20年から3年連続40試合以上登板。20年10~11月にリーグ5位タイの13試合連続HPをマーク。23年8月に右上腕動脈閉鎖症の手術。同年オフに育成選手となり、24年7月に実戦復帰を果たした。プロ通算195試合に登板し、15勝5敗、68HP、防御率2・71。175センチ、70キロ。右投げ右打ち。
―ブルペンでかなり投げ込んでいた。何球、投げた
185球ですね。
今くらいしか投げ込む時間がないので、フォームの確認をしながらしっかり投げています。まだ弱い部分が多いので、1つずつ修正している感じです。
―感覚はどうだった
いや~、難しいですね、野球って。
力を入れればいい球になるわけでもないし、抜けばいいというわけでもない。
そのバランスをつかむことが大事だと思っています。どこで力を抜くか、どこで入れるかを体に覚えさせる作業ですね。
―疲労感は
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