【契約更改2024全文・西武佐藤龍世】「トノさんと争いたくない」真意語る/3400万円

西武佐藤龍世内野手(27)が今季のレギュラー争いの真意を語りました。

昨年12月の契約更改交渉では、1200万円増の年俸3400万円(金額は推定)でサインしました。24年は自己最多93試合に出場し、72安打、7本塁打、34打点と、いずれもキャリアハイの数字を残しました。

確かな存在感を見せましたが、今季のレギュラーは白紙。会見では、内野のポジション争いについて「僕の中ではトノさん(外崎)との争いは絶対にしたくない」と言及しました。その真意とは?

プロ野球

◆佐藤龍世(さとう・りゅうせい)1997年(平9)1月15日、北海道・厚岸町生まれ。北海では甲子園出場なし。富士大では3年春に首位打者、本塁打王、同年秋に打点王。18年ドラフト7位で西武入団。19年3月29日1軍デビュー。同年8月10日のロッテ戦でプロ初本塁打。21年8月トレードで日本ハム移籍。22年11月にトレードで西武に復帰した。24年は93試合、72安打、打率2割4分4厘、7本塁打、34打点。通算324試合、176安打、打率2割2分7厘、13本塁打、67打点。174センチ、85キロ。右投げ右打ち。

チームプレーを「評価してもらえたのはうれしい」

―球団からはどんな言葉を

成績とまた別のところで打席内容だったり、チーム打撃だったりで評価されました。四球をしっかり選んでいたとか、成績とは別のところも評価してくれる言葉をいただきました。

僕は本当にチームが勝つために、自分がやらないといけないことを1試合、1試合考えてやっていた結果だったので。そこを評価してもらえたのはうれしいです。

―今季を振り返って

チームとしては(監督の松井)稼頭央さんが2年目で、自分も背番号が変わりました。

自分の中では到底、納得できた数字(=成績)ではなかったです。ケガで2カ月離脱した後は良かったので、それを1年続けられるようにと思います。

―中心的な選手にならないといけない自覚は

24年12月 大阪市内で行われた選手会総会に出席する、左から西武源田、楽天村林、西武佐藤、西武外崎

24年12月 大阪市内で行われた選手会総会に出席する、左から西武源田、楽天村林、西武佐藤、西武外崎

西武の顔は源田さんや外崎さんがいて、次世代の中心人物はなかなか出てきていない。そこにしっかり僕が入り込んでいかないといけないとはもちろん思っています。

なんなら、西武で1番の成績を残すぐらいの覚悟を持って来シーズンは臨みたいと思います。

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