【友野一希の言葉】股関節痛も「間に合った」ジャンプ 新ジャンルで魅せた/現地限定
友野一希(26=第一住建グループ)が83・45点で3位発進しました。3週間前に右股関節を痛め、完治しないまま迎えた一戦。制約があったジャンプをここぞで決め、「何とか間に合って良かった」と踏みとどまりました。
SP後の現地取材メディア限定のやりとりを、「友野一希の言葉」として、お届けします。
フィギュア
<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第3戦フランス杯>◇11月1日(日本時間2日)◇フランス・アンジェ◇男子ショートプログラム(SP)
順位 | 選手名 | SP |
---|---|---|
1 | ボーヤン・ジン | 88.12 |
2 | アレキサンドル・セレフコ | 85.73 |
3 | 友野一希 | 83.45 |
4 | アンドリュー・トルガシェフ | 81.54 |
5 | 島田高志郎 | 80.42 |
6 | ミハイル・シャイドロフ | 79.89 |
7 | ルーカス・ブリッチギ | 77.09 |
8 | アダム・シャオ・イム・ファ | 74.90 |
9 | リュック・エコノミデス | 69.66 |
10 | ニコライ・メモラ | 68.71 |
11 | カムデン・プルキネン | 64.48 |
12 | フランソワ・ピトー | 48.94 |
「アドレナリンで」
SPを終えて
―今ここでやれることはできましたか
正直、よくできたなってびっくりしてるんですけど。でも、ちょっとスピンが、いや、スピンしか練習してこなかったので、ステップと。そこでレベル落としたのが大変悔しいんですけど。でも、多分、ちょっとジャンプとかも入って、そこで足とかもきてたのもあるかなって思うんですけど。いや、でも、ちょっとプログラムはかなり時間かけて、ジャンプできない分、すっごい詰めて練習したので。いやあ、スピン悔しいなって思いますけど。まあまあ、とりあえずは、そうですね、まあまあ、ジャンプ入れて。全開の演技、本当に近畿(選手権)ぶりとかくらいだったので。それもあったんですけど、本当滑りこなせてよかったなっていうのと、明日はより満足できる演技ができる、その姿勢でできたんで。何も恐れることはもうないので、守るものもないですし、攻めるだけだと思います。
―演技入る時の気持ちは
もうすっごい落ち着いてました。人生で一番落ち着いてたんじゃないかなってくらい。プログラムは自信あったので、あとは力抜いてジャンプ跳ぶだけっていう気持ちで臨めて。プログラムに力入れた分、あまりジャンプへの不安感っていうのが、跳べなくてもしょうがないっていう気持ちもプラスに働いたのかなって。
―ジャンプは締めましたね
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