【日本代表を追う〈2〉】岡田ジャパン苦杯以来15年ぶりの地 強敵酷暑!克服したポイントとは
8大会連続8度目のワールドカップ(W杯)出場に向けたサッカー日本代表(FIFAランキング18位)、そのアジア最終予選を追うドキュメントの第2回。9月5日の中国戦(埼玉スタジアム)に7-0と圧勝した後、5日後には灼熱(しゃくねつ)のアウェーでバーレーン(同80位)と戦った。
サッカー
〈森保ジャパン Road to 26 最終予選第2戦バーレーン戦〉
豪州下し意気上がるバーレーン
ペルシャ湾に浮かぶ大小の島々から成り立つ国。海を挟んでカタール、陸続きで大国サウジアラビアと隣接している。中東と言えば、やはり一番の敵は酷暑。暑熱順化8、コンディション作りが2連勝へのポイントとなった。
日中は気温40度にも達し、首都マナーマの通りを歩く人の姿はまばら。日本の夏が暑くなったと異常気象が叫ばれるが、ここの熱風はもう一段上のものだった。それとバーレーンは車社会とあって、強い日差しの中をわざわざ歩く習慣はない。
試合前日の9日、公式会見で森保一監督は戦える準備が整ったと口にしていた。現地入りして4日目。環境、文化が異なる広いアジアを戦う上での準備には余念がない。
マナーマ郊外にあるナショナル・スタジアムは異様なムードに包まれていた。
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