審判問題、笑顔なきモドリッチ…やはり面白いW杯
いつの間にか、クロアチアに感情移入していた。頬がこけ、目がくぼんだモドリッチ。疲れがあるのは明らかだったが、最後まで力を切らすことはなかった。初出場から20年で初の決勝進出。その20年前…[続きを読む]
◆スポーツ取材歴30年超の荻島弘一編集委員が、豊富な知識と経験をもとに小ネタから大テーマまでワールドカップの話題をお届けします。
いつの間にか、クロアチアに感情移入していた。頬がこけ、目がくぼんだモドリッチ。疲れがあるのは明らかだったが、最後まで力を切らすことはなかった。初出場から20年で初の決勝進出。その20年前…[続きを読む]
W杯の決勝戦は、いつも震える。4年に1回、世界200チーム以上が参加する予選を勝ち抜いた2チームが戦う。男も女も、子どもも大人も、宗教や民族を超えて世界中が見守る先にあるのは、たった1個…[続きを読む]
「メダルだあ!」「表彰台だあ!」と五輪で大騒ぎになる日本では理解しがたいが、世界的にはW杯の3位決定戦にあまり重きは置かれない。「敗者」同士の消化試合、メンバーを大幅に入れ替え「やる気あ…[続きを読む]
決勝に残ったクロアチアはFIFAランク20位。93年の同ランク制定以来、最も低ランクの決勝進出チームになる。対するフランスは7位。6位以上の上位チームはすべて敗退した。今大会は70位で最…[続きを読む]
大会も決勝を残すだけになると(3位決定戦もあるけれど)、今大会を振り返る話題が増える。「ベストゴールは何か」「ベストイレブンは?」…。FIFAが公式に表彰する賞には、最優秀選手、得点王、…[続きを読む]
クロアチアの頑張りは感動的だった。決勝トーナメント1回戦、準々決勝と連続PK戦勝ち。中3日で疲労は明らかだった。早々とイングランドに先制され、ゴールにカギをかけられた。それでも、ひたすら…[続きを読む]
大会も残り4試合、決勝が近づくにつれてピッチが狭く感じる。高レベルの試合でスピード感が増す。パスやドリブルがスピードアップし、判断も素早くなるから、ピッチ全体が小さく感じる。そして、今大…[続きを読む]
テレビ画面にくぎ付けになってしまった。ついにミック・ジャガーが姿を見せたのだ。英国の人気バンド、ローリング・ストーンズのミックは、大のサッカー好きで知られる。過去の大会でも「常連」。マラ…[続きを読む]
ブラジルもドイツもいない準決勝。1番近い4強進出がフランスで12年前。20年ぶり、28年ぶり、32年ぶりと、久しぶりの名前が並ぶ。前回の4強と総入れ替え、前々回の経験チームもいない。ブラ…[続きを読む]
ベルギーが覚醒した。王国ブラジルを圧倒して、2-1で完勝。日本代表DF長友は「俺らこんな怪物たちに真っ向勝負挑んでたんか…」とツイートした。多くの日本人も同じ思いになっただろう。その怪物…[続きを読む]
W杯には「自国監督でないと優勝できない」というジンクスがある。過去優勝した20チームも、すべて自国の監督が率いていた。今大会出場32チームのうち外国人監督に指揮を託したのは13チーム。す…[続きを読む]
「日本人に足りないのは経験だろう」。日本代表に大量リードを許しながら、終盤の猛攻で逆転勝ちしたブラジル代表のサントス主将は言った。来季バルセロナ移籍が決まっているエースは「セレソンとして…[続きを読む]
昨年12月、Rマドリードのロナウドの「バロンドール」受賞が決まった時、ポルトガルのW杯制覇はないと確信した。悲願の世界一を目指した世界最高の選手は、今大会でも「バロンドールの呪い」から逃…[続きを読む]
あと1歩だったが、その差は大きかった。日本が目指した初のベスト8。3度目の挑戦も、世界の壁にはじき飛ばされた。西野監督は世界との差について「わずかだが、すべて」と言った。壁は大きくて高い…[続きを読む]
「無敵艦隊」スペインが開催国ロシアに1-1からのPK戦で敗れた。ボール保持率74%、1137本のパスを試みて91%の1031本を通した。シュート25本も相手の4倍以上、ロシアのゴールに迫…[続きを読む]
延長戦が終わった瞬間、コロンビアの勝ちを確信した。「イングランドはPK戦で勝てない」は有名なワールドカップ(W杯)のトリビア。90年イタリア大会では西ドイツに敗れてガスコインが泣き、リネ…[続きを読む]
西野ジャパンがW杯ベスト16という結果とともに帰国した。成田空港には多くのファンが詰めかけ、選手たちの労をねぎった。2大会ぶりの決勝トーナメント進出、1勝1分け2敗という成績がどうだった…[続きを読む]
さあ、いよいよW杯が開幕する。とっくに開幕しているでしょ、という指摘もあるだろうけれど、毎回決勝トーナメントの組み合わせが決まると、新しい気持ちになる。ここまでの大会は「1次リーグ」と表…[続きを読む]
ひどい10分間だった。1次リーグ最終戦、ポーランド戦の終盤に、日本の選手たちはプレーすることを放棄した。「自力」で打開することをやめて「他力」に頼った。決勝トーナメント進出という結果は称…[続きを読む]
残念で、残酷な結果だった。「いつも最後はドイツが勝つ」は、幻想だったのか。どんなに劣勢でも、追い込まれても、試合が終われば勝ち。それが、ドイツの「常識」だった。この日も、悔しいけれど「後…[続きを読む]
2018年7月16日 | ||||||||
試合終了 | フランス | 4 | - | 2 | クロアチア | |||
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データ提供元:opta