メインコンテンツ
PLAYBACKアジア予選・2019年大会
2019年・前回W杯を振り返る
日本は予選で4連敗からの奇跡的な8連勝で、21年ぶりに自力でのW杯出場を決めた。出場そのものは、自国開催だった06年以来だった。
ラマス監督率いる日本は、八村塁(ウィザーズ)、渡辺雄太(グリズリーズ)というNBAプレーヤーが出場したが、1次リーグでトルコ、チェコ、米国に3連敗。特に米国には45―98で大敗した。
その後、順位決定リーグ2試合を戦ったが、ニュージーランドとモンテネグロにも敗れ、全敗。大会を通じ、1次リーグから5戦全敗で全日程を終えた。最終成績は32チーム中31位。エース八村は疲労などを考慮され、順位決定の2試合を欠場した。
大会は、決勝で世界ランキング2位のスペインが同5位のアルゼンチンを95―75で下し、3大会ぶり2度目の優勝を果たした。
なお、最新のデータで世界中で代表チームは212あるが、その中から今大会には32チームが出場。今回は、史上初の3カ国開催で日本の沖縄とフィリピン、インドネシアで、代表チームの世界一を争う。
- 2019年大会から。上から時計回りにW杯出発セレモニー、チェコ戦でダンクシュートを決める八村塁、米国戦でシュートを放つ馬場雄大、大会を全敗で終え、うつむく渡辺雄太
アジア予選1次ラウンド・プレーバック
<バスケットボール男子:ワールドカップ(W杯)アジア1次予選:日本89-49台湾>◇2022年7月3日◇メルボルン
B組の日本(世界ランキング38位)が台湾(同69位)に89―49で快勝し、1次予選を締めくくった。代表デビューを果たした河村勇輝(21=B1横浜BC)が攻守で存在感を発揮。途中出場で第2Q(クオーター)からコートに立ち、約14分間のプレーでチーム最多の8アシスト、5スチールをマーク。代表初得点こそお預けになったが、存在感を示した。日本は2勝4敗とし、8月からの2次予選に進む。開催国枠で23年8月のW杯本大会(沖縄ほか)の出場権を得ている。
- 福岡第一時代の河村勇輝(2019年12月撮影)
-
河村勇輝、U16代表選出で慢心も恩師の一喝で取り戻した謙虚さとひたむきさ
試合日時 | 対戦・結果 | 開催地 | ||
---|---|---|---|---|
11月27日(土) | 中国 | 79-63 | 日本 | 仙台 |
11月28日(日) | 日本 | 73-106 | 中国 | 仙台 |
2月26日(土) | 台湾 | 71-76 | 日本 | 沖縄 |
2月27日(日) | オーストラリア | 80-64 | 日本 | 沖縄 |
7月1日(金) | 日本 | 52-98 | オーストラリア | メルボルン |
7月3日(日) | 日本 | 89-49 | 台湾 | メルボルン |
順位 | 国名 | 勝 | 負 |
---|---|---|---|
1 | オーストラリア | 6 | 0 |
2 | 中国 | 4 | 2 |
3 | 日本 | 2 | 4 |
4 | 台湾 | 0 | 6 |
アジア予選2次ラウンド・プレーバック
<バスケットボール男子:ワールドカップ(W杯)アジア2次予選:日本95-72バーレーン>◇2023年2月26日◇群馬・高崎アリーナ
日本はアジア2次予選をF組3位で終えた。開催国枠を得ているが、自力でも出場権をつかめた順位。本大会へ、はずみをつけた。
2月26日に95―72で快勝した予選最終戦のバーレーン戦は、トム・ホーバス監督(56)が掲げる3点シュート重視の戦術の浸透を強く印象づける試合となった。試投数はバーレーンを14本も上回る41本に達し、決めたのは16本。成功率39%はチーム目標値の「40%以上」に迫った。指揮官は積極的にリングを狙い続けた選手の姿勢に目を細め「(チームの)文化の変化の一部」と喜んだ。
3点シュートを多投する戦法で東京五輪では日本女子を銀メダルに導き、五輪後に男子の監督に転じたホーバス監督。同じ戦い方を男子に持ち込み、成果が出つつある。
- トム・ホーバス監督(2021年11月28日撮影)
-
ホーバス日本3P連発でバーレーンに23点差快勝、5連勝で自国W杯へ収穫
試合日時 | 対戦・結果 | 開催地 | ||
---|---|---|---|---|
8月26日(金) | イラン | 79-68 | 日本 | テヘラン |
8月30日(火) | 日本 | 73-48 | カザフスタン | 沖縄 |
11月11日(金) | バーレーン | 74-87 | 日本 | マナーマ |
11月14日(月) | カザフスタン | 61-81 | 日本 | アスタナ |
2月23日(木) | 日本 | 96-61 | イラン | 高崎 |
2月26日(日) | 日本 | 95-72 | バーレーン | 高崎 |
順位 | 国名 | 勝 | 負 |
---|---|---|---|
1 | オーストラリア | 11 | 1 |
2 | 中国 | 10 | 2 |
3 | 日本 | 7 | 5 |
4 | イラン | 6 | 6 |
5 | カザフスタン | 5 | 7 |
6 | バーレーン | 2 | 10 |
※1次ラウンドの成績を持ち越し