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三浦璃来&木原龍一
三浦璃来
みうら・りく
所属木下グループ
生年月日2001年(平13)12月17日
身長145.6センチ
出身地兵庫県宝塚市
主な戦績22年GPスケートカナダ優勝。22年GP NHK杯優勝。23年GPファイナル優勝。23年4大陸選手権優勝。23年世界選手権優勝。22年世界選手権2位。19年全日本選手権優勝。21年GPスケートアメリカ2位。21年NHK杯3位。21年オータムクラシック優勝。
コーチブルーノ・マルコット、メーガン・デュハメル、ブライアン・シェイルズ
2024-25楽曲SP=Paint It Black、フリー=adios
2024-25振付師シェイリーン・ボーン、マリーフランス・デュブレイユ
2021-22楽曲SP=Hallelujah、フリー=Woman
2021-22振付師ジュリー・マーコット
2019-20楽曲SP=「Million Reasons」Lady Gaga、フリー=「Fix You」Coldplay
2019-20振付師アリー・ハン・マッカディー、ヴァレリー・サウレー
自己ベスト総合224.16(23年国別対抗戦)
SP80.72(23年世界選手権)
フリー144.35(23年世界選手権)
練習時間(週)15時間
趣味ヘラジカのぬいぐるみ集め、アニメ観賞
プロフィル
5歳でスケートを始め、当初はシングル選手として競技会に参加。15年にトライアウトに参加したことがきっかけで、大阪スケート倶楽部を同じ拠点としていた市橋翔哉とペアを結成した。
同年末の全日本選手権のジュニアペアの部で優勝し、16年2月、国際大会デビューのバーバリアンオープンでは7位。その後も17、18年世界ジュニアにも出場を果たした。19年7月に市橋とのコンビを解消し、同8月から木原龍一と新ペアを結成した。
新天地となるカナダ・オークビルに渡り、新パートナーという心機一転で挑んだ19-20年シーズンでは、結成期間の短さを感じさせない息のあった滑りが印象的だった。
10月の東日本選手権で公式戦デビューを飾ると、翌11月のNHK杯では急速な進歩を示す。フリーでは冒頭の3回転ツイストリフトでスタンドを沸かせ、続く3連続ジャンプも息ぴったり。1回の転倒はあったが、8組中5位とシニアの国際大会で明るい未来を感じさせた。
オークビルでは複数のコーチによる手厚い指導を受けている。メーガン・デュハメル・コーチは15、16年世界選手権優勝、18年平昌五輪銅メダルの輝かしい実績を持つ実力者で心強い。
20年4月からはフィギュアスケートの名門である中京大に進学した。スケートを始める前は空手を習っており、特技は回し蹴り。
20-21年はグランプリ(GP)シリーズのスケートカナダが中止となり、全日本選手権も帰国することが困難なため欠場した。1試合も経験できない異例のシーズンとなったが、救済措置によって世界選手権代表に選出され総合10位。21―22年は9月のオータムクラシックを制覇すると、GPシリーズのスケートアメリカ2位、NHK杯3位と連続で表彰台に乗り、飛躍を予感させる。北京五輪ではペアで日本史上初の入賞となる7位。続く世界選手権では、日本勢過去最高となる銅メダルを獲得。〝りくりゅう〟時代の到来を告げた。
22―23年は歴史を塗り替える年となった。7月に左肩を脱臼した影響で練習を再開したのは9月からとなったが、初戦のスケートカナダで日本勢で初めてGPシリーズで優勝を飾った。続くNHK杯でも世界歴代5位の高得点で完全優勝。ファイナルの切符を手にすると、本番では米国のクニエリム/フレイジャー組との熱戦を制し、日本ペア史上初のGPシリーズを制する快挙を達成した。同年の全日本選手権はロストバゲージの影響で欠場も、これまでの成績により世界選手権、四大陸選手権へ選出。両大会ともに日本人ペア史上初の優勝を飾り、国際スケート連盟(ISU)の主要タイトルを1シーズンで全て制する「年間グランドスラム」を達成。日本スケート連盟の最優秀選手に相当するJOC(日本オリンピック委員会)杯を受賞し「シーズンをこうして駆け抜けることができ、本当によかったと思います」と充実の表情で振り返った。
23―24年は木原の腰椎分離症のため、シーズン開幕が9月のオータムクラシックまでずれ込んだ。全日本選手権は欠場となったが、4大陸選手権、世界選手権で2位。「今季は『ケガをしない』が目標なので、ケガなく成長できるように頑張りたいです」と、26年ミラノ・コルティナダンベッツォオリンピックへの準備を着々と進めていく。
木原龍一
きはら・りゅういち
所属木下グループ
生年月日1992年(平4)8月22日
身長175センチ
出身地愛知県東海市
主な戦績22年GPスケートカナダ優勝。22年GP NHK杯優勝。23年GPファイナル優勝。23年4大陸選手権優勝。23年世界選手権優勝。22年北京五輪7位、18年平昌五輪21位、14年ソチ五輪18位。22年世界選手権2位、14年世界選手権17位。13、14、17、18、19年全日本選手権優勝。21年GPスケートアメリカ2位。21年NHK杯3位。21年オータムクラシック優勝。20年4大陸選手権8位。
コーチブルーノ・マルコット、メーガン・デュハメル、ブライアン・シェイルズ
2024-25楽曲SP=Paint It Black、フリー=adios
2024-25振付師シェイリーン・ボーン、マリーフランス・デュブレイユ
2021-22楽曲SP=Hallelujah、フリー=Woman
2021-22振付師ジュリー・マーコット
2019-20楽曲SP=「Million Reasons」Lady Gaga、フリー=「Fix You」Coldplay
2019-20振付師アリー・ハン・マッカディー、ヴァレリー・サウレー
自己ベスト総合224.16(23年国別対抗戦)
SP80.72(23年世界選手権)
フリー144.35(23年世界選手権)
練習時間(週)15時間
趣味野球、サッカー
プロフィル
4歳からスケートを始め、シングル時代には10年全日本ジュニア2位、初出場した同年全日本選手権では12位で新人賞を獲得、11年世界ジュニアでも10位に入っている。
運命が大きく変わったのは、13年。初開催となるソチ五輪での団体戦に向け、白羽の矢が立った。相手は12年世界選手権で日本代表ペアとして初メダルとなる銅メダルを獲得した高橋成美。その当時のパートナーのカナダ国籍が五輪出場の壁となり、期間が短い中で新たなパートナーが必要だった。そこで11年夏に行われた日本連盟主導のペアのトライアウトに参加していた木原が求められた。その会にお手本役として呼ばれていた高橋が、木原と手を握った時に好感触があったのが理由だった。
当初は転向に後ろ向きだったが、熱い説得にうなずくと、そこからペアスケーター人生が始まった。
14年ソチ五輪では個人(SP18位でフリー進出ならず)、団体(5位)に出場。15-16年シーズンからは中京大の後輩の須崎海羽とパートナーを組み、18年平昌五輪も出場し、個人(SP21位)、団体(5位)の成績を残した。
19年4大陸選手権へ向けた練習中に脳振とうに見舞われ、棄権を余儀なくされ、世界選手権も欠場。須崎とのコンビを解消し、「向いてないのかな、辞めた方がいいのかな」とペア続行に悩み、シングル選手として競技人生の最終盤を迎える覚悟も固めようとしていた19年夏に、三浦璃来から請われ、3度目の五輪を目指すことを決意した。
三浦と同様、20-21年シーズンは公式戦に出られなかったが、21-22年に飛躍のきっかけをつかむと22―23年に国際スケート連盟(ISU)の主要タイトルを1シーズンで全て制する「年間グランドスラム」を達成。23-24年は自身の腰椎分離症のため、前年を超える結果は残せなかったが「 1年半はあっという間だと思うので、1日1日を大切に、必死に過ごしたい」と26年ミラノ五輪のプレシーズンとなる今季の雪辱に燃えている。
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