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第10回大相撲総選挙

選挙後記

第10回大相撲総選挙の結果が出ました。日刊スポーツの担当記者による順位予想は、どれだけ当たったのでしょうか? それぞれの記者が、予想と結果を振り返りました。

3位朝乃山に驚き、8位明瀬山も印象的/佐々木キャップ

1位貴景勝、2位照ノ富士の結果に驚きはなかった。しかし、3位朝乃山には、少々失礼かもしれないが驚いた。夏場所前に複数回キャバクラに行くなどし、日本相撲協会作成の新型コロナ対策のガイドラインに違反して6場所出場停止処分となった朝乃山。大関という地位でありながらの愚行。しかも、協会の取り調べに虚偽報告するなど、さすがの相撲ファンもおかんむりだろうと思い、順位予想では10位から外した。

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朝乃山への票は本人にとって財産/渡辺記者

やっぱりな…。結果判明で、まず頭に浮かんだのはそんな思いだった。朝乃山の3位だ。順位予想で私は朝乃山を10位にし、その理由を「出直しに期待を込め署名活動までしたファンの心理も働き、ベスト10には何とか入るとみた。甘いか…」と書いた。そこには、感情移入してはならない、客観的に報道しなければならないという、伝える側=メディアとしてのスタンスが邪魔したように思う。本来なら優勝を争ってもおかしくないが、不祥事で上位に推すのは気が引けた。

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貴景勝の時代が続くのでは/佐藤記者

貴景勝が稀勢の里(現荒磯親方)以来となる連覇を達成した。2位の照ノ富士に1000票近い差をつけ“圧勝”ともいえる結果。土俵態度は老若男女から幅広く支持されており、向こう数年は貴景勝の時代が続くのでは…とさえ感じさせる総選挙だった。

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皆さまのメッセージで前向きに/佐々木デスク

今年も多くの皆さまに投票いただきました。どうもありがとうございました。今回実感したのは、朝乃山に対するファンの皆さまの温かさだ。投票では大幅に順位を落とすだろうと予想したが、3位に食い込んだ。寄せられたメッセージの多くは、反省を促しつつも、再起を期待するものだ。そのような思いが、朝乃山に伝わることを願うメッセージも多かった。

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