ソトをメッツに奪われたヤンキースは豪華スイート席提供を拒否「後悔はしていない」とGM
ヤンキースからFAとなりメッツとプロスポーツ史上最高額となる15年総額7億6500万ドル(約1148億円)で移籍したフアン・ソト外野手(26)について、ヤンキースがオファーで負けていたのは金額だけではなかったと、ニューヨーク・ポスト電子版が11日(日本時間12日)伝えた。
ソトはこの日、メッツと正式契約。契約詳細は契約ボーナスが7500万ドル(約113億円)で、年俸は年ごとに若干の変動があり4600万ドル(約69億円)前後。全球団に対するトレード拒否権、遠征ホテルのスイートルーム、本拠地球場の豪華スイート席の提供などが含まれている。
同紙によると、ヤンキースは球場の豪華スイート席の提供に関して、ソト側の要求を拒否したという。大物選手が大型契約を結ぶときは本拠地球場の豪華スイート席提供を契約に含めることは珍しくなく、ドジャース大谷翔平投手(30)も家族らのためにそれを契約に含めている。だがヤンキースは球団の方針として、スイート席が必要な選手には購入してもらっており、アーロン・ジャッジやレジェンドのデレク・ジーター氏も現役時代はそうだったという。そのため特例を認めるわけにはいかなかったという。
ソトの引き留めに失敗したブライアン・キャッシュマンGMはこの日、地元メディアの取材に「これが我々のやり方。自分たちのポリシーを尊重する。後悔はしていない」と話した。