【西武】デカい男になる!NPB現役最小兵の滝沢夏央、身長2ミリ高くなる「164.0になりました」
西武ファンから「ナツオ」と愛される滝沢夏央内野手(21)の身長が2ミリ高くなったことが10日、分かった。NPB現役の最小兵選手で「高校時代から163・8センチでした。四捨五入して164で」が昨季まで。それが朝のメディカルチェックで「164・0になりました」と明かした。「時間によって変わってくるかもしれないですけど」と注釈も添えた。
「今は164です。なりました」と喜びを繰り返しながら、内面の気合もかなりのものだ。不動の二塁手だった外崎が三塁へコンバート予定。滝沢は児玉らとともに二塁レギュラーの有力候補に挙がる。「今までにないくらいのチャンス。これからレギュラーとして見てもらえるかどうか、けっこう今年にかかっていると思うので」と燃える。
守備範囲の広さや打席でのしつこさは、プロ3年間で磨いてきた。“ナツオの2ミリ”は攻守にさらなる好影響を生む可能性もある。12月の大半は故郷新潟へ。「雪で走れなかったので」と1月は体力強化にあて、この日もベルーナドーム近くの狭山湖へ柘植、金子とジョギングした。
急坂も苦じゃない。「これくらいなら大丈夫です」と最後まで足の跳ね方が違う。ノックでも広島矢野ばりのアクロバティックさ、カメラを向ければ自分からガッツポーズ。機は熟しつつある。「あとは本当に結果を出し続けるだけと思います。打率よりも出塁率を。3割5分以上を目標に」。かけがえのない、デカい男になる。【金子真仁】