【ソフトバンク】周東佑京「走っている分には違和感ない」全力に近い走りで左膝順調回復アピール

  • 走るソフトバンク周東(撮影・岩下翔太)
  • ベースの横で構えるソフトバンク周東(撮影・岩下翔太)
  • 打撃練習を行うソフトバンク周東(撮影・岩下翔太)
  • 打撃練習を行うソフトバンク周東(撮影・岩下翔太)
  • ウオーミングアップを行うソフトバンク周東(撮影・岩下翔太)
  • 練習を終えて談笑するソフトバンク周東(撮影・岩下翔太)

快足男が走った! 昨年11月に左膝手術をしたソフトバンク周東佑京内野手(28)が2・1キャンプインに向け、順調な回復ぶりをアピールした。19日、福岡・筑後市のファーム施設で練習。室内練習場の一塁ベースに立つと、力強く二塁へ疾走した。術後初めて、5本ほどほぼ全力に近いスピードで一、二塁間を駈け抜けた。「このクールで強度が上がった。これまでは5割くらいで走っていたけど、7、8割。走れているのかなと思います」。

昨年11月に左膝の手術を行った。リハビリ調整を続けているが「全快宣言」も間近だ。9日には都内の病院で最終的な診察を受け、医師からは制限なくプレーOKのお墨付きももらった。それから10日。ほぼ全力に近い走りができたことで、周東の言葉も弾む。キャンプインまでには「(状態を)上げられるだけ上げて行こうと思う。走っている分には違和感もない。守備はやっていないが、ある程度走れていたら大丈夫じゃないかと思います」と白い歯を見せながら話した。

日本一奪回は今季のチームの合言葉。5年ぶりの悲願達成には「1番周東」の走攻守の活躍は絶対条件だ。昨季は123試合に出場。初めて規定打席に到達し、打率2割6分7厘、41盗塁で2年連続3度目の盗塁王に輝いた。さらにベストナインとゴールデングラブ賞を初受賞。左膝の痛みに耐えながら「打って、走って、守る」の活躍ぶりでリーグVに貢献。手術によって左膝完治となれば、今季はさらに躍動のシーズンとなることは間違いない。

14日深夜には今宮が大分・一心寺で行っている「寒行」にも同行。約15分、冷水を浴び続け「精神」も引き締めた。「回復は想定通り。開幕にいられるように頑張ります」。復調のスピードは増すばかりだ。【佐竹英治】

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