羽生、故郷仙台凱旋も「早く練習したい」

[ 2014年2月27日8時48分

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 ソチ五輪男子フィギュアスケート金メダリストの羽生結弦(19=ANA)が26日、故郷の仙台市に凱旋(がいせん)した。同市役所、宮城県庁を訪問して世界一を報告。25日の帰国後は取材や関係各所へのあいさつなどで分刻みのスケジュールをこなすが「一刻も早く(練習拠点の)カナダに戻って世界フィギュアへ練習を再開したい」と話した。

 ヒーローの姿を一目見ようと仙台駅に約200人、市役所に約700人、県庁には約500人の市民が待ち構えていた。市役所で奥山恵美子市長から市民栄誉賞に当たる「賛辞の楯」を授与された。県庁では村井嘉浩知事から「落ち着いたら県民栄誉賞を贈ります。(準備中の)パレードの時にできたらいいですね」と声をかけられ、「たくさんの宮城の人たちが応援してくれたことを改めて感じました。県民として金メダルが取れて誇りに思います」と笑顔で答えた。

 五輪王者として初優勝を目指す世界選手権は3月26日、さいたまスーパーアリーナで開幕する。家族らと喜びを分かち合う時間も惜しんでカナダ・トロントに戻り、ギリギリまで調整を重ねるという。「100%の演技ができるよう努力していきたい」と地元で決意を新たにしていた。【成田光季】[ 写真説明 ]仙台市役所を訪問したソチ五輪男子フィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生

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