新発田南の鉄腕・小林佑、新潟医療福祉大に進学 昨夏5試合44回1人で熱投「4年後はプロに」
新潟からプロの世界へ-。新発田南の最速141キロ左腕、小林佑投手(3年)が今春から新潟医療福祉大に進む。同校25年ぶりとなる4強に輝いた昨夏は全5試合に登板し、44回を1人で投げ抜いた鉄腕。地元大学でさらに研さんを積み、「リーグ優勝」と「プロ野球選手」への道を歩んでいく。
◇ ◇ ◇
淡々としていながらも、小林の表情は自信に満ちていた。新潟市北区で育ってきた左腕が、この春から同じ新潟市北区にグラウンドを置く医福大に進学する。自宅から車で20分ほど。「リーグ優勝に導けるように。そして、4年後にはプロにいきたい」と地元大学で腕を磨く。
ターニングポイントは、同校25年ぶりに4強入りした昨夏。炎天下のマウンドで戦い続けるエースとして、全5試合44イニング、677球を1人で投げ抜いた。その姿には関係者の間で「県NO・1左腕」との声も。「夏の大会で勝ち上がっていく中で、もっと自分を高めていきたいって思いが強くなって」。憧れでしかなかったプロ野球選手が、今では進路希望調査でも記入するほど、明確な目標に変わった。