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【センバツ】98年ぶり大阪選出ゼロ 21世紀枠は壱岐と横浜清陵 32校決定/学校メモ付一覧

<第97回選抜高校野球大会:選考委員会>◇24日

第97回選抜高校野球大会の選考委員会が大阪市内で行われ、出場32校が決定。大阪勢は1927年(昭2)の第4回大会以来98年ぶりとなる選出ゼロとなった。大会は3月7日に組み合わせ抽選が行われ、同18日、甲子園球場で開幕する。


注目選手一覧 最速158キロ右腕の健大高崎・石垣元気、東洋大姫路・阪下漣ら

各地区の補欠校は…北海、仙台育英、帝京、中京大中京、大院大高/21校一覧

主な落選校…久慈、仙台育英、東農大二、岐阜第一、大院大高、鹿児島実/一覧


21世紀枠=2校

壱岐(いき・長崎)=初出場

◆離島にあり、部員全員が島内出身。遠征に多額の費用がかかる中、秋季大会は県準優勝、九州大会8強入り。1909年(明42)創立の県立校。学科は普通コース、東アジア歴史・中国語コース。生徒数414人(女子211人)。野球部創部は1976年(昭51)。部員25人(女子マネジャー4人)。春夏通じて甲子園初出場。主な卒業生は下條雄太郎(ボートレーサー)、北島武(バレーボール・日鉄堺監督)、長島夏子(元陸上選手)ら。所在地は長崎県壱岐市郷ノ浦町片原触88

21世紀枠に選ばれ、歓喜する壱岐ナイン(撮影・佐藤究)
21世紀枠に選ばれ、歓喜する壱岐ナイン(撮影・佐藤究)

100年に1度の奇跡!離島の壱岐、21世紀枠で春夏通じて初の甲子園出場


横浜清陵(神奈川)=初出場

◆神奈川県から初の21世紀枠選出。共用のグラウンドで使用時間も限定。生徒の自治による部活運営を重視し、練習は細部にこだわっている。昨秋神奈川大会8強。2004年(平16)、清水ケ丘と大岡の2校を統合して横浜清陵総合高校として誕生の県立校。17年に単位制総合学科から単位制普通科に改編し現校名。生徒数は854人(女子482人)。野球部は部員25人。甲子園は春夏通じて初出場。主な卒業生に俳優の斉藤由貴(清水ケ丘卒)。所在地は横浜市南区清水ケ丘41

※補欠校は山城(京都)小松工(石川)

21世紀枠でセンバツ出場が決定し喜ぶ横浜清陵の選手たち(撮影・水谷安孝)
21世紀枠でセンバツ出場が決定し喜ぶ横浜清陵の選手たち(撮影・水谷安孝)

21世紀枠に横浜清陵が選出 強豪ひしめく神奈川で昨秋、公立として唯一の8強入り

予想だにしなかった…横浜清陵21世紀枠で選出「2の字も意識せず」野原監督は目丸く

21世紀枠の選考理由 壱岐「9校の中で多くの評価」横浜清陵「ロールモデルになる」

21世紀枠は初出場の横浜清陵と壱岐に決定 久慈、山城、大田、高松東などは落選


一般枠=30校

北海道=1校

東海大札幌=10年ぶり7度目

◆昨秋北海道大会優勝、明治神宮大会8強。1964年(昭39)東海大四として開校の私立校。2016年に現校名。生徒数は945人(女子336人)。野球部も同年創部で部員58人。甲子園はで春が7度目、夏は5度出場。現校名では初の出場。最高成績は前回15年春の準優勝。主な卒業生に日本ハム伏見寅威、今川優馬、阪神門別啓人、元ヤクルト佐藤真一、元ロッテ大村巌、元オリックス佐竹学、スキージャンプの葛西紀明ら。所在地は札幌市南区南沢5条1丁目1番1号

※補欠校は北海

センバツ出場を決め山口(左)矢吹の両主将を胴上げする東海大札幌ナイン(撮影・黒川智章)
センバツ出場を決め山口(左)矢吹の両主将を胴上げする東海大札幌ナイン(撮影・黒川智章)

東海大札幌10年ぶり7度目、現校名で初の甲子園 東海大四時代の前回出場は準優勝


東北=3校

聖光学院(福島)=3年ぶり7度目

◆昨秋東北大会優勝。明治神宮大会は初戦敗退。1962年(昭37)に聖光学院工として創立した私立校。77年から現校名。生徒数は631人(女子162人)。野球部も62年創部。部員81人。甲子園出場は春が7度目、夏は19度。最高成績は22年夏の4強。春は13年に8強入り。主な卒業生はロッテ佐藤都志也、阪神湯浅京己、巨人船迫大雅、中日山浅龍之介ら。所在地は福島県伊達市六角3

センバツ出場を喜ぶ聖光学院ナイン(撮影・山田愛斗)
センバツ出場を喜ぶ聖光学院ナイン(撮影・山田愛斗)

青森山田=2年連続4度目

◆昨秋東北大会準優勝。昨年は甲子園で春8強、夏4強入り。昨年の経験者を中心に上院出を狙う。1918年(大7)創立の私立校。生徒数は1100人(女子354人)。サッカー、卓球、バドミントンなどで全国優勝経験がある。野球部は54年創部で部員55人。甲子園出場は春が4度目、夏12度。最高成績は昨夏の4強。主な卒業生に元オリックス吉田一将、阪神木浪聖也、DeNA京田陽太、三森大貴、巨人堀田賢慎、ヤクルト山崎晃太朗コーチら。所在地は青森市青葉3の13の40

一面真っ白のグラウンドで喜びを爆発させる青森山田ナイン(撮影・浜本神威)
一面真っ白のグラウンドで喜びを爆発させる青森山田ナイン(撮影・浜本神威)

花巻東(岩手)=3年ぶり5度目

◆昨秋東北大会4強。1年生4番の古城は注目選手。1956年(昭31)創立の花巻商(のちの富士短大付花巻)と57年創立の谷村学院が82年に統合した私立校。生徒数732人(女子307人)。野球部は56年創部で部員69人。甲子園は春が5度目で夏は12度出場。最高成績は09年春の準優勝。主な卒業生はエンゼルス菊池雄星、ドジャース大谷翔平、巨人西舘勇陽、スタンフォード大佐々木麟太郎ら。所在地は花巻市松園町55の1

※補欠校は山形中央、仙台育英(宮城)

センバツ出場を決めた花巻東ナイン(撮影・高橋香奈)
センバツ出場を決めた花巻東ナイン(撮影・高橋香奈)

花巻東が3年ぶり5度目の出場、東北3校目に滑り込み

東北の選考理由 ラスト3枠目には花巻東「総合力を考慮」「1つのボールに集中」

新たな「花巻東」へ佐々木監督「喜び以上に責任」出場決まり会場安堵 右の強打者中心


関東・東京=7校

横浜(神奈川)=6年ぶり17度目

◆昨秋関東大会優勝、明治神宮大会も制した優勝候補。1942年(昭17)創設の私立校。男子校だったが2020年から共学。生徒数2603人(女子1385人)。部員数48人。甲子園は春が17度目で夏は20度出場。春3度、夏2度の計5度の全国制覇。98年にはエース松坂大輔で史上5校目の春夏連覇を達成した。主な卒業生は元西武松坂大輔、中日涌井秀章、柳裕也、DeNA筒香嘉智、度会隆輝、ソフトバンク近藤健介、日本ハム浅間大基、万波中正、楽天藤平尚真、ゆずの北川悠仁ら。所在地は横浜市金沢区能見台通46の1

センバツ出場が決まり喜ぶ横浜の選手たち(撮影・足立雅史)
センバツ出場が決まり喜ぶ横浜の選手たち(撮影・足立雅史)

6年ぶり出場の横浜・村田監督「新たな時代への1歩」“シン横浜”の挑戦が動き出す


健大高崎(群馬)=3年連続8度目

◆昨秋関東大会準優勝。昨年センバツで初優勝を果たした。今春も最速158キロ右腕の石垣元気らを中心に連覇を目指す。1968年(昭43)創立の私立校。01年に共学化し、現校名。生徒数は1270人(女子804人)。野球部は02年に創部。部員66人・甲子園は春が8度目、夏は4度。主な卒業生は巨人湯浅大、西武柘植世那、阪神長坂拳弥、広島清水叶人ら。所在地は高崎市中大類町531

センバツ出場を決め、帽子を飛ばして喜ぶ健大高崎の選手たち(撮影・浅見桂子)
センバツ出場を決め、帽子を飛ばして喜ぶ健大高崎の選手たち(撮影・浅見桂子)

連覇に挑む健大高崎「プレッシャーに負けているようでは夏は勝てない」青柳監督


浦和実(埼玉)=初出場

◆昨秋は埼玉大会準々決勝で強豪浦和学院を破ると勢いに乗って初優勝。関東大会では4強入り。準決勝で横浜に2-3と惜敗も創部50年目で初の甲子園出場を決めた。学校の起源は1946年(昭21)に創設された九里珠算研究塾。浦和実業専門学院などを経て、75年に現校名に改称。普通科と商業科に分かれ、2年次には全生徒がハワイへ短期留学する。生徒数は2762人(女子1142人)。野球部は75年創部で部員51人。甲子園は春夏通じて初出場。OBにタレントのイジリー岡田や元巨人小原沢重頼 、元西武平野将光、西武豆田泰志ら。所在地は、さいたま市南区文蔵3の9の1

辻川監督を胴上げして、春夏通じて初の甲子園出場を喜ぶ浦和実の選手たち(撮影・丹羽敏通)
辻川監督を胴上げして、春夏通じて初の甲子園出場を喜ぶ浦和実の選手たち(撮影・丹羽敏通)

千葉黎明(千葉)=初出場

◆昨秋は千葉大会で優勝。関東大会4強。地元千葉で中学時代も無名の選手ばかり。雑草軍団が創部102年目で春夏初の甲子園出場を決めた。1923年(大12)、八街農林学園として創立の私学。77年に八街学園、95年に千葉黎明に校名を変更。23年に学校創立100周年を迎えた。生徒数938人(女子369人)。野球部は24年創部で部員59人。春夏通じて甲子園初出場。主な卒業生は俳優、声優の菅生隆之。BC山梨の辻井佑弥ら。所在地は千葉県八街市八街ほ625

センバツ出場を決めた千葉黎明ナインは帽子を投げて喜ぶ(撮影・柴田隆二)
センバツ出場を決めた千葉黎明ナインは帽子を投げて喜ぶ(撮影・柴田隆二)

山梨学院(山梨)=4年連続8度目

◆昨秋関東大会8強。1956年(昭31)創立の私立校。普通科に特進コース、進学コースがあり、生徒数は1200人(女子459人)。野球部は57年創部。部員数63人。甲子園は春が8度目、夏は10度。一昨年春に山梨県勢初の全国制覇を達成。主な卒業生は元広島苫米地鉄人、元巨人松本哲也、元ソフトバンク明石健志、日本ハム宮崎一樹ら。所在地は甲府市酒折3の3の1

昨秋の関東大会8強入りの山梨学院が関東・東京地区のラスト1枠に滑り込み

神宮大会枠の選考理由 関東8強の山梨学院「近年は関東大会で群を抜く成績」


二松学舎大付(東京)=2年ぶり8度目

◆昨秋東京大会優勝。決勝で延長12回タイブレークの末、早実を破った。1948年(昭23)創立の私立校。生徒数765人(女子384人)。野球部は58年創部で部員42人。甲子園は春が8度目、夏は5度出場。最高成績は82年春の準優勝。主な卒業生にカブス鈴木誠也、巨人大江竜聖、秋広優人ら。所在地は千代田区九段南2の1の32

センバツ出場を決め選手たちに胴上げされる二松学舎大付・市原監督(撮影・宮地輝)
センバツ出場を決め選手たちに胴上げされる二松学舎大付・市原監督(撮影・宮地輝)

二松学舎大付2年ぶり出場「名前呼ばれると思っていたが、変に緊張」日笠主将


早実(東京)=8年ぶり22度目

◆昨秋東京大会準優勝。昨夏の甲子園では3回戦で大社と死闘を演じた。当時の2年生エース中村を中心に上位進出を目指す。1901年(明34)に創立。生徒数1033人(女子373人)。野球部は1905年創部。部員36人。甲子園は春が22度目で優勝1回、夏は30度で優勝1回。主な卒業生にソフトバンク王貞治球団会長、元ヤクルト荒木大輔、元日本ハム斎藤佑樹、日本ハム清宮幸太郎、西武野村大樹ら。昨夏の甲子園に出場しU18高校日本代表の宇野真仁朗はドラフト4位でソフトバンク入り。所在地は東京都国分寺市本町1の2の1

※補欠校は関東が東農大二(群馬)つくば秀英(茨城)、東京が淑徳、帝京

センバツ出場を決め「W」のポーズで喜ぶ中村(中央)ら早実の選手たち(撮影・河田真司)
センバツ出場を決め「W」のポーズで喜ぶ中村(中央)ら早実の選手たち(撮影・河田真司)

早実8年ぶり出場「日本一という目標に」中村心大主将「新しい姿を必ず見せる」


東海=3校

大垣日大(岐阜)=2年ぶり6度目

◆昨秋は岐阜大会優勝し東海大会も制した。明治神宮大会は初戦敗退。23年に退任した阪口慶三前監督からバトンを受け継いだ高橋正明監督(42)が初勝利を目指す。1963年(昭38)に大垣高校として創立の私立校で、89年から現校名。生徒数992人(女子484人)。野球部は創立と同時に創部され、部員31人。甲子園は春が6度目で夏は6度出場。最高成績は初出場した07年春の準優勝。主な卒業生は中日橋本侑樹、元中日阿知羅拓馬、柔道家の岡田弘隆ら。所在地は大垣市林町6の5の2


常葉大菊川(静岡)=2年ぶり6度目

◆昨季は静岡大会優勝、東海大会準優勝。前回23年は初戦敗退を喫しており13年以来12年ぶりのセンバツ勝利を目指す。1972年(昭47)創立の私立校。生徒数962人(女子630人)。野球部は83年創部で部員47人。甲子園は春が6度目、夏も6度出場。07年に強力打線でセンバツ優勝、08年夏は準優勝。主な卒業生は日本ハム奈良間大己、安西叶翔、ヤクルト鈴木叶、くふうハヤテ田中健二朗ら。所在地は静岡県菊川市半済1550

2年ぶり6度目のセンバツ出場が決まり、歓喜する常葉大菊川の選手たち(撮影・前田和哉)
2年ぶり6度目のセンバツ出場が決まり、歓喜する常葉大菊川の選手たち(撮影・前田和哉)

至学館(愛知)=8年ぶり2度目

◆昨秋愛知大会優勝、東海大会4強。春夏3度目の出場で甲子園初勝利を目指す。1905年(明38)に中京裁縫女学校として創立の私立校。05年に男女共学となり中京女子大付から校名変更。生徒数1675人(女子1014人)。野球部は06年創部で部員45人。甲子園は春が2度目、夏は1度出場。初出場の11年夏はJ-POP調の校歌「夢追人」が話題になったが勝利の校歌はまだ聖地で歌えていない。主な卒業生にレスリング五輪金メダリストの伊調馨、金城梨紗子、恒村友香子ら。所在地は名古屋市東区大幸南2の1の10

※補欠校は岐阜第一、中京大中京(愛知)

センバツ出場が決まり高々と帽子を投げる至学館ナイン(撮影・白石智彦)
センバツ出場が決まり高々と帽子を投げる至学館ナイン(撮影・白石智彦)

東海3枠目に至学館 05年に共学化で06年創部 過去には校歌「夢追人」が話題に

東海の選考理由 3校目「地域性」で至学館「選考ガイドラインに沿い」岐阜第一落選


北信越=2校

敦賀気比(福井)=5年連続12度目

◆昨秋北信越大会優勝、明治神宮大会4強。1986年(昭61)創立の私立校。生徒数631人(女子301人)。野球部は創立と同時の創部で部員52人。甲子園は春は12度目、夏は11度。15年春に全国制覇。主な卒業生に元広島東出輝裕、元巨人内海哲也、レッドソックス吉田正尚、オリックス西川龍馬、山田修義、山崎颯一郎、西武平沼翔太ら。所在地は敦賀市沓見164の1


日本航空石川(石川)=2年連続4度目

◆昨秋石川大会3位で北信越大会出場し準優勝。昨年元日の能登半島地震で被災した輪島市に学校がある。2003年4月に日本航空二として開校の私立校。パイロットや航空整備士の養成を目的に設立された。09年4月から現校名。生徒数は554人(女子187人)。野球部創部は03年で、部員数は63人。甲子園は春が4度目(20年は新型コロナの影響で中止)、夏3度。最高成績は18年春の8強。主な卒業生はロッテ角中勝也、オリックス内藤鵬、ラグビー日本代表のシオサイア・フィフィタ、藤原忍ら。所在地は輪島市三井町洲衛9の27の7

※補欠校は小松工(石川)福井工大福井

2年連続で選抜高校野球大会への出場が決まり、喜ぶ日本航空石川の選手たち
2年連続で選抜高校野球大会への出場が決まり、喜ぶ日本航空石川の選手たち

近畿=6校

東洋大姫路(兵庫)=3年ぶり9度目

◆昨秋兵庫大会優勝、近畿大会優勝、明治神宮大会準優勝。エース阪下漣は安定感抜群。履正社を率いて全国制覇したOBの岡田龍生監督のもと、初優勝を狙う。1963年(昭38)創立の私立校。生徒数1253人(女子474人)。野球部創部は創立と同時。部員は68人。甲子園は春が9度目、夏は12度。77年夏に全国制覇。主な卒業生は元マリナーズ長谷川滋利、ヤクルト原樹理、中日松葉貴大、西武甲斐野央ら。所在地は姫路市書写1699

センバツ出場を決め喜ぶ東洋大姫路ナイン(撮影・石井愛子)
センバツ出場を決め喜ぶ東洋大姫路ナイン(撮影・石井愛子)

東洋大姫路が3年ぶり甲子園 履正社で全国V導いた岡田監督は母校で初「ホッと」


智弁和歌山=2年ぶり16度目

◆昨秋和歌山大会優勝、近畿大会準優勝。プロ注目右腕・宮口龍斗と強力打線で31年ぶりの優勝を目指す。1978年(昭53)創立の私立校。生徒数757人(女子333人)。中高6年一貫コース、編入クラス、スポーツコースがある。野球部は79年創部。部員25人。甲子園出場は春が16度目、夏は27度。94年春、97年夏、00年夏、21年夏に全国制覇。主な卒業生は中日岡田俊哉、ヤクルト西川遥輝、広島黒原拓未、林晃汰、ロッテ東妻勇輔、楽天黒川史陽、日本ハム細川凌平ら。所在地は和歌山市冬野2066の1

センバツ出場が決定し、喜ぶ智弁和歌山の選手たち(撮影・滝沢美穂子)
センバツ出場が決定し、喜ぶ智弁和歌山の選手たち(撮影・滝沢美穂子)

智弁和歌山が2年ぶり16度目の出場決定 山田希翔主将「目の前の一戦を全力で」

智弁和歌山、昨夏初戦敗退の悔しさ糧に甲子園切符「春こそは日本一」山田希翔主将


市和歌山=3年ぶり9度目

◆昨秋和歌山大会3位で近畿大会出場。エース土井の好投で1回戦、準々決勝と連続完封勝ちで4強入り。1951年(昭26)市立和歌山商として創立。09年、普通科設置で現校名に。生徒数752人(女子488人)。野球部は57年創部で部員数46人。甲子園は春が9度目、夏は6度。最高成績は65年春の準優勝。主な卒業生に元阪神監督の藤田平、元広島正田耕三、ヤクルト川端慎吾、ロッテ益田直也、DeNA小園健太、ロッテ松川虎生ら。所在地は和歌山市六十谷45

センバツ出場が決まり帽子を高く投げ上げ喜ぶ市和歌山の選手ら(撮影・和賀正仁)
センバツ出場が決まり帽子を高く投げ上げ喜ぶ市和歌山の選手ら(撮影・和賀正仁)

市和歌山が3年ぶり9度目出場 川辺謙信主将「大舞台で熱い戦いを」

聖地へパワーアップ市和歌山・土井源二郎 ベンチプレス80キロ、スクワット150キロ


天理(奈良)=3年ぶり27度目

◆昨秋奈良大会優勝、近畿大会4強。赤植幸輝遊撃手はプロ注目。1900年(明33)に天理教校として発足した私立校。1908年に天理中となり、戦後の学制改革で天理となる。生徒数1187人(女子491人)。野球部は1901年創部で部員51人。甲子園は春が27度目、夏は29度出場。春1度、夏2度の全国優勝。主な卒業生に元ダイエー門田博光、ロッテ中村奨吾、オリックス太田椋、広島森浦大輔、中日福永裕基、日本ハム達孝太ら。所在地は奈良県天理市杣之内町1260

センバツ出場が決まり歓喜の天理ナイン(撮影・前岡正明)
センバツ出場が決まり歓喜の天理ナイン(撮影・前岡正明)

プロ注目遊撃手、天理・赤埴幸輝「4キロ増え打球飛ぶように」ノーエラー、4割目標


滋賀学園=8年ぶり3度目

◆昨秋滋賀大会優勝。近畿大会では初戦で大阪桐蔭を破り8強入り。昨夏に続く2季連続の甲子園出場を決めた。昨夏はアルプスでのダンスがバズるなど8強入りし旋風を起こした。1933年創立。99年4月の共学化に伴い滋賀学園に改称した私立校。生徒数は527人(女子207人)。野球部は99年創部で部員45人。甲子園は春が3度目、夏は2度出場。最高成績は16年春と昨夏の8強。主な卒業生はDeNA宮城滝太、蓮(鈴木蓮)ら。所在地は東近江市建部北町520の1

センバツ出場を決めて喜ぶ滋賀学園ナイン(撮影・宮崎幸一)
センバツ出場を決めて喜ぶ滋賀学園ナイン(撮影・宮崎幸一)

滋賀短大付=初出場

◆昨秋は滋賀大会準優勝。近畿大会では初戦で履正社を破り8強入り。1918年(大7)松村裁縫速進教授所として創設の私立校。大津家庭高等学校、滋賀女子高等学校などを経て2008年に現校名となり男女共学に。普通科と生活デザイン科がある。生徒数は713人(女子426人)。野球部は09年創部で部員46人。春夏通じて甲子園初出場。主な卒業生にプロゴルファーの吉本ひかる、元スノーボード五輪代表の岡田良菜ら。所在地は滋賀県大津市朝日が丘1の18の1

※補欠校は大院大高(大阪)立命館宇治(京都)

春夏通じて初の甲子園出場が決まった滋賀短大付ナインは帽子を投げて喜ぶ(撮影・西尾就之)
春夏通じて初の甲子園出場が決まった滋賀短大付ナインは帽子を投げて喜ぶ(撮影・西尾就之)

創部16年目の滋賀短大付が春夏通じて初出場 保木監督「甲子園で5回勝ちたい」

近畿選考理由 最終6枠目は滋賀短大付「粘り強く戦う姿勢」大阪勢98年ぶり出場なし

大阪桐蔭・履正社破った滋賀2校が出場 山口監督「近畿のお荷物と言われていた…」


中国=2校

広島商=3年ぶり23度目

◆昨秋中国大会優勝。明治神宮大会は決勝で横浜と対戦。3-4で敗れ準優勝。1899年(明32)創立の県立校。生徒数910人(女子524人)。野球部も同年創部で部員81人。甲子園出場は春が23度目、夏も23度出場。夏6度、春1度の計7度の全国優勝。主な卒業生は元南海監督の鶴岡一人、元広島の大下剛史、元広島監督の達川光男、ソフトバンク柳田悠岐ら。所在地は広島市中区舟入南6の7の11

センバツ出場を決め、ガッツポーズする広島商ナイン(撮影・岩下翔太)
センバツ出場を決め、ガッツポーズする広島商ナイン(撮影・岩下翔太)

米子松蔭(鳥取)=33年ぶり2度目

◆昨秋鳥取大会準優勝、中国大会準優勝。1955年(昭30)に米子高等経理学校として創立した私立校。62年に米子商、01年に現校名に改称。生徒数711人(女子282人)。野球部は66年創部で部員31人。甲子園は春が2度目、夏は3度出場。初出場の88年夏に3回戦進出。主な卒業生にお笑い芸人のネゴシックス、岡田まひるら。所在地は鳥取県米子市二本木316の1

※補欠校は岡山学芸館、矢上(島根)


四国=2校

明徳義塾(高知)=4年ぶり21度目

◆昨秋四国大会優勝。明治神宮大会は初戦で優勝した横浜に0-2で敗れた。昨夏の左腕エース池崎が健在で上位進出を狙う。1976年(昭51)創立の私立校。。生徒数684人(女子179人)。野球部も76年創部。部員数69人。甲子園は春が21度目、夏は23度出場。02年夏に全国制覇。主な卒業生はDeNA伊藤光、巨人代木大和、ヤクルト古賀優大、ロッテ寺地隆成、プロゴルファーの松山英樹、横峯さくら、元横綱朝青龍ら。所在地は高知県須崎市浦ノ内下中山160


高松商(香川)=2年ぶり29度目

◆昨秋香川大会優勝、四国大会準優勝。1900年(明33)に市立校として創立の県立校。生徒数901人(女子534人)。野球部は1909年創部で部員49人。甲子園出場は春が29度目、夏は22度。春夏2度ずつ優勝。主な卒業生は元巨人監督の水原茂、広島末包昇大、巨人浅野翔吾ら。所在地は高松市松島町1の18の54

※補欠校は新田(愛媛)鳴門渦潮(徳島)


九州=4校

沖縄尚学=2年ぶり8度目

◆昨秋沖縄大会、九州大会優勝。明治神宮大会初戦敗退。1956年(昭31)に私立沖縄高として創立。83年に現校名。生徒数は1058人(女子512人)。野球部は57年創部で部員46人。甲子園は春が8度目、夏は10度出場。99年春に沖縄県勢として初の全国制覇を果たし、08年春に2度目の優勝。主な卒業生はソフトバンク東浜巨、嶺井博希、リチャード、西武与座海人、阪神岡留英貴ら。所在地は那覇市国場747


エナジックスポーツ(沖縄)=初出場

◆昨秋沖縄大会準優勝、九州大会では1回戦で神村学園を破るなど準優勝し創部3年目で初の甲子園出場を決めた。学校は医療・健康機器の開発メーカー「エナジックグループ」の創業者・大城博成会長(83)が理事長を務め、21年に通信制のみで開校。24年4月から全日制も設置された。生徒数は68人(女子9人)。22年4月創部の硬式野球部の部員39人は全員が全寮制の全日制に所属。部活動は他にゴルフ部がある。野球部初のOBとなった龍山暖捕手は西武から6位指名を受け入団。所在地は沖縄県名護市瀬嵩296

エナジックスポーツが沖縄県勢最速となる創部3年目でのセンバツ出場切符つかむ


柳ケ浦(大分)=20年ぶり3度目

◆昨秋大分大会準優勝、九州大会4強。1910年(明43)創立。 生徒数は511人(女子187人)。野球部は66年創部。部員59人。甲子園は春が3度目、夏は8度出場。最高成績は94年夏の4強。卒業生に元巨人山口俊、脇谷亮太、日本ハムから現役ドラフトで巨人移籍の田中瑛斗ら。所在地は大分県宇佐市大字江須賀939

選抜出場が決まり歓喜する柳ヶ浦ナイン(撮影・林敢治)
選抜出場が決まり歓喜する柳ヶ浦ナイン(撮影・林敢治)

柳ケ浦1年生左腕、宮城介「投げて打って活躍」大谷翔平から指導受けたエースで4番


西日本短大付(福岡=38年ぶり2度目)

◆昨秋福岡大会優勝、九州大会4強。昨夏に続く2季連続の出場。1962年(昭37)創立の私立校。生徒数470人(女子285人)。特進選抜、保育、看護・医療進学、キャリアセレクトコースなどがある。野球部は65年に創部。部員41人。甲子園出場は春が2度目、夏は7度。92年夏に全国制覇。主な卒業生に日本ハム新庄剛志監督、ロッテ小野郁、西武大曲錬ら。所在地は福岡県八女市亀甲61

※補欠校は鹿児島実、有明(佐賀)

38年ぶり2度目のセンバツ出場となった西日本短大付ナインは歓喜の表情(撮影・梅根麻紀)
38年ぶり2度目のセンバツ出場となった西日本短大付ナインは歓喜の表情(撮影・梅根麻紀)

西日本短大付が春夏連続、38年ぶり2度目出場 昨秋九州大会で4強

九州選考理由 3、4枠目に7校を比較検討 コールド敗退も4強西日本短大付が選出

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