【中日】「エグっ」ドラ1金丸夢斗がお化けカーブ披露、受けた2位吉田聖弥が驚嘆「消えた」

  • ナゴヤ球場の室内練習場でキャッチボールする中日ドラフト1位の金丸(共同)
  • ナゴヤ球場の室内練習場で調整する中日ドラフト1位の金丸(左)と2位の吉田(共同)
  • 1月8日、入寮しテラスからポーズを決める中日金丸夢斗
  • ナゴヤ球場の室内練習場で調整する中日ドラフト2位の吉田(共同)

中日ドラフト1位・金丸夢斗投手(21=関大)が“お化け”カーブを披露した。金丸ら新人はナゴヤ球場隣接の独身寮「昇竜館」入寮一夜明けの9日、体力測定を行い、区役所へ転居届などを提出。金丸は昼食前に同2位・吉田聖弥投手(22=西濃運輸)と屋内練習場で入寮後初のキャッチボールを行った。

「消えた! エグっ! 消えましたよね」。20メートル強の距離からのキャッチボールをしていた吉田が驚嘆の声を上げた。金丸が投じたカーブは、直球の軌道から大きく落ち、吉田のグラブをかすることなく、後方のネットに当たった。

入寮後初の自主練習に金丸も手応えを感じた。「体はほとんど万全なので、少しずつあげていこうかなと思います」。昨年5月に腰の骨挫傷を発症したが、順調な仕上がりをのぞかせた。

最速154キロの直球が武器。アマNO・1の肩書きを背負ってきた。「去年からカーブはめちゃくちゃ練習しているんで。プロに通用するようなカーブを投げることを意識している。上の世界はレベルが高くなる。先発投手は特に。カーブが大事っていう風にいろんな方にもアドバイスされた」。昨年3月に侍ジャパンに招集され、プロの投手らとも交流した経験がカーブへの意識を変えた。

イメージする球は「(ドジャース)山本由伸選手とか」。3年連続投手4冠の、日本が誇る右腕が操った魔球を追い求めていく。【伊東大介】

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