【ヤクルト】青木宣親GM特別補佐がルーキーへ説いた心得3カ条とは「いいプロ野球人生にして」
昨年引退したヤクルト青木宣親GM特別補佐(43)が、プロの1年目の心得3カ条を説いた。9日、埼玉・戸田球場での新人合同自主トレを視察。はつらつとしたルーキーに目をこらしながら「大変なことがたくさんあると思うけど、何とか乗り越えていいプロ野球人生にしてほしい」と期待を込めた。
(1)けがをしない 「慌てずに。特に1年目は試合、練習と野球を毎日やることが大変」と言った。大きな故障をせず練習を積めば、体力は自然と伴い、技術もレベルアップする。自身も新人合同自主トレで太もも裏を痛め、1年目は1軍で10試合の出場にとどまった経験があるだけに「けがをしてしまうと、今までのパフォーマンスを出せませんというマイナスになる可能性もある」と強調した。
(2)心の強さ 競争の中で結果に向き合うことが求められる。同時に周囲の目もある。「見られている感じとかアマチュアとは違う感じもする。ファンの方、記者さんもいる。今まで以上にプレッシャーを感じたり、きつくなったりもあると思う。気持ちを強く持ってほしい」と求めた。
(3)考える力 持ち味を生かし、居場所を確保する必要がある。「1年でも長く生きていく術というか、そういうものを見つけてほしい」。個の強さがチームへの貢献につながる。
昨季限りでユニホームを脱ぎ、フロントの一員としては“ルーキー”のミスタースワローズ。新しい立場で、またヤクルト強くしていく。【上田悠太】