【ヤクルト】由規2軍コーチ「自分の長所で勝負」「コミュニケーション」 掲げ投手陣底上げへ

ヤクルト由規2軍投手兼育成担当コーチ(35)が長所を伸ばす指導で投手陣を底上げする。

11日、埼玉・戸田球場の新人合同自主トレを視察した。最速161キロの豪腕として名をはせた新任コーチ。「短所を消すよりは長所を伸ばしてあげること。まず自分の長所で勝負する。それを忘れちゃいけないというは選手に伝えたい。自分の持ち味を存分に実戦で出してもらった中で、どこかで壁に当たった時に、データもうまく活用していきながらやっていく」と指導のビジョンを語った。持ち味を伸ばし、自力を高める意識を浸透させる。

選手の実力、性格などを把握し、コミュニケーションを重んじる。「久々に戻ってきたので、知らない選手もたくさんいる。やっぱり会話も必要。普段のコミュニケーションを取れてない状態で『ああしろ』『こうしろ』と言っても、聞く耳をなかなか持ってくれない。まず現状把握すること。普段のコミュニケーションの取り方が大事」と意識していく。

昨季のチーム防御率3・64はリーグワーストだった。戦力の底上げが投手陣の再建につながっていく。由規2軍投手兼育成担当コーチは「ベテラン、中堅選手を脅かす存在がいないと、チーム自体が上がっていかない。そういう意味では、若手にやっぱり期待したい」。1軍の戦力に割って入る存在を育てていく。

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