【中日】ドラ2吉田聖弥クールに開幕見据える 2・11初実戦も「そこに合わせるつもりはない」
中日ドラフト2位吉田聖弥投手(22=西濃運輸)が新人合同自主トレ3クール初日の19日、2度目のブルペン投球を行った。立ち投げながら、直球にチェンジアップを交え32球。球を受けたドラフト4位石伊雄太捕手(24=日本生命)も「球のラインはいい」と、即戦力左腕の順調な調整ぶりに太鼓判を押した。
休日を挟んで中1日でのブルペン投球。7割程度の力感だったが、「感覚としてはほんとにいい状態、いい方向にいっている。合格点は与えられる、まずまずのブルペンだった」と、左腕は表情を緩めた。
初の沖縄キャンプでは2月11日に初実戦の練習試合DeNA戦(北谷)が予定されている。だが「そこに合わせるつもりはない。アピールも大事ですが、プロの開幕は3月の後半。3月にしっかり合わせられるようにやりたい」と言い切った。
将来的に沢村賞獲得を掲げる。まず、開幕ローテーション入りがスタートラインだ。「(社会人では)5月の都市対抗予選に合わせていた。そこがずれるだけ。調整の仕方は変わらない。開幕に向けて準備していきたい」。クレバーな即戦力左腕が、ルーキーイヤーを冷静に見据えた。【伊東大介】