<リオ五輪:シンクロナイズドスイミング>◇16日◇デュエット決勝・フリールーティン(FR)
足の長さではかなわない日本ですが、井村流で鍛え上げた足は鋭くスピーディーで映えました。FRの曲の中盤はスローテンポになります。最近の流行はハイテンポで押しまくる傾向。そこに強弱をつけたことも、ジャッジに効果的だったようです。
2年前に井村先生が日本代表に復帰しました。厳しい練習に脱落者も出ましたが、昨年世界選手権で、4大会8年ぶりにメダルを得たことが転機になります。苦しくても結果が出れば、先生を信じてより厳しい練習にもついていけます。
多数のメダルを得てきた井村先生には到達ラインが明確に備わっています。だからこそ、練習は厳しく、現役時代、私も接してきましたが、並大抵の神経では耐えられません。それを乗り越えた選手たちは前回ロンドン大会の「メダルを狙う」から「メダルを取る」と断言できるまでの自信がついていました。この勢いで確実にチームでもメダルを取るでしょう。(88年ソウル五輪ソロ、デュエット銅メダル)
日刊スポーツ リオ五輪評論家
古賀稔彦(柔道)
バルセロナ五輪金メダル「平成の三四郎」が日本柔道を解説。
伊東浩司(陸上)
10秒00の男子100メートル日本記録保持者が、躍動する日本の陸上を解説。
瀬古利彦(マラソン)
五輪2度出場、往年の名ランナーが日本の陸上を評する。
野口みずき(マラソン)
アテネ五輪金メダリストが長距離日本代表を解説。
高橋繁浩(競泳)
平泳ぎで五輪2度出場。テレビ解説でもおなじみの中京大教授が日本のスイマーを分析。
小谷実可子(シンクロ)
ソウル五輪銅メダリスト「永遠のマーメイド」が復活狙う日本のシンクロを解説。
池田信太郎(バドミントン)
「イケシオ」コンビでロンドン五輪出場。躍進する日本のバドミントンを解説。
米田功(体操)
アテネ五輪団体総合金メダリストが日本体操陣を分析。
セルジオ越後(サッカー)
ご意見番がサッカー五輪代表を辛口チェック。
秋田豊(サッカー)
W杯2度出場の熱血ディフェンダーがサッカー五輪代表を解説。
宮崎義仁(卓球)
2012年ロンドン五輪男子代表監督が、連続メダルを狙う日本の卓球を解説する。
伊藤華英(競泳)
高校生で日本代表入りし、美女スイマーとして五輪に2度出場。選手目線の細かすぎるエピソードを交えて競泳陣の奮闘ぶりを解説します。
高橋有紀子(バレー)
インドアで2度、ビーチで2度の五輪出場。4大会連続入賞という日本女子バレー界唯一の記録を持つ。2大会連続メダルを目指す日本のプレーを分析します。
植松鉱治(体操)
絶対王者・内村に最後に個人総合で勝った元鉄棒日本チャンピオンが、頂点を目指す体操ニッポンの演技を解説します。