<サッカー選手におすすめのレシピ>
サッカーでは、A代表で定着している食事サポートを、リオ五輪代表チームにも生かしています。海外の慣れない環境で食事をとるストレスを軽減するために、直前合宿などで選手に日本食を提供するようです。
五輪期間中、選手たちは選手村に入り、そこでは24時間、食事が可能です。ビュッフェ形式で、あらゆる国籍の選手に対応できるように、メニュー数も相当なもので、何があるのかチェックするだけでもかなりの時間がかかるほど。料理だけではなく、フルーツや野菜の数もたくさんあり、普段ならすべて試食をしますが、それができないほどの量なのです。
- 日本対ブラジルの試合前に集合写真を撮るリオデジャネイロ五輪日本代表(2016年7月30日)
そのような環境があっても、さらに日常に近い環境を作るべく、サッカー協会が食をサポートするというのは「メダルを取る」という強い使命感を感じます。
今回紹介するレシピは、代表でよく出されているウナギの「ひつまぶし」。夏のスタミナ食材として多くの人がイメージするウナギですが、夏バテや疲労回復のビタミンはもちろんのこと、抗酸化作用のあるビタミンAやビタミンDも豊富。ビタミンCが少ないことが欠点なので、そこはあさつきなどの野菜と一緒に摂ることで補います。
また身体によい脂質も多く含むため、食欲が落ち気味の夏場において、効率のよいエネルギー補給としても最適です。あの独特の香りとタレで、さらにご飯が進むと思いますが、そのお米の糖質をエネルギーに代えるために必要なビタミンも摂ることができます。
代表チームの食事サポートは、精神面も含めて選手のコンディションを整えようというもので、選手にとっても力強い支えとなるでしょう。【管理栄養士・川端理香】
サッカー選手におすすめレシピ:ひつまぶし
- ひつまぶし
<材料(2人分)>
ごはん 320g
ウナギ 300g
A.卵 3個
A.牛乳 1/4カップ
A.塩 少々
A.きび砂糖 小2
A.油 小1
みょうが 4個
あさつき 20g
白ごま 大1
ウナギのタレ 大4
酢 小2
きざみのり 適宜
<作り方>
(1)ご飯を炊き、酢飯を作る
(2)野菜は食べやすい大きさに切る
(3)Aで錦糸卵を作る
(4)ボウルにご飯と野菜、錦糸卵、ウナギのタレ、酢、ゴマを入れて切るようにまぜる
(5)器にもり、海苔を散らす
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