<7人制ラグビー選手におすすめのレシピ>
リオ五輪から7人制ラグビーが正式種目になりました。昨秋に行われたラグビーワールドカップ(15人制)の日本の活躍は記憶に新しいところですが、7人制ラグビーと15人制はルールに共通点はあるものの、違う点もたくさんあります。
- 7人制ラグビー男子日本代表候補強化合宿で円陣を組む選手たち
7人制ラグビーは15人制と同じ広さのグランドで行うため、15人制に比べてコンタクト(接触)プレーが少なく、一度ボールを持つと選手は一気に走り、トライを決めることも多くあります。
試合時間は前後半7分にハーフタイム1分と15分ですが、選手は短時間でグラウンドを行ったり来たり走り回り、休む間もなく、とてもスピーディに試合が展開されます。また、1日に2、3試合を2日または3日間連続して行うこともあります。
そのため、より早く走ること、最大スピードで15分間走り切る走力と持久力が必要です。余分な体脂肪をつけず、もちろんコンタクトプレーに負けない筋肉量の多い強い体も必要です。
下記は15人制(2016年スコットランド第1戦)、7人制(リオ五輪代表)、サッカー(リオ五輪代表)の日本代表チームの体格を比較した表です。
- 体格比較表
BMI(Body mass Index)は、身長と体重から算出する体格指数で、日本では18.5~25までが標準、25以上が肥満とされています。7人制ラグビーは平均で15人制より体重が約10Kg軽いものの、サッカーと比べると20Kgも重く、BMIは27.6Kg/m2と、かなりの重さがあることがわかります。
今回紹介する「牛肉とホウレン草のニンニク炒め丼」は、持久力を高めるために必要な鉄の豊富な牛肉とホウレン草を使用した丼です。ご飯で炭水化物をしっかり補給し、体作りのためにタンパク質、疲労回復のためのビタミンやミネラルもとれる簡単メニューです。牛肉は脂身の少ない部位を使用し、ニンニクと少量のバターの風味で食欲増進を促します。具だくさんの汁物とサラダと組み合わせるといいですね。
レシピの分量は一般の体格のスポーツを行っている男子高校生の目安量です。男子ラグビー選手はこの1.5~2倍量を目安にしましょう。【管理栄養士・金子香織】
7人制ラグビー選手におすすめのレシピ:牛肉とホウレン草のニンニク炒め丼
- 牛肉とホウレン草のニンニク炒め丼
<材料(2人分)>
牛もも肉(脂身つき) 250g
ホウレン草 150g
オリーブオイル 大さじ1/2
ニンニク 1片
醤油 大さじ1
酒 大さじ1
バター 10g
<作り方>
(1)醤油、酒、バターは1つの容器にまとめて入れておく。
(2)牛肉とホウレン草は食べやすい大きさに切り、ニンニクは薄切りにする。
(3)フライパンを加熱し、オリーブオイルを熱し、ニンニクを炒めて香りを出す。
(4)牛肉を炒め、色が変わったら(1)を入れ、味をなじませホウレン草を入れ、さっと炒める。
(5)丼にご飯を盛り、(4)をのせる。
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