<テニス選手におすすめのレシピ>
リオ五輪のテニスでは、錦織圭選手をはじめ日本勢の活躍が期待されます。かつて、五輪候補選手や海外ツアーを転戦するプロ選手の栄養面をサポートしましたが、彼らは年間を通じてツアーを回るので、いかなる環境の中でも自分で食事のバランスを考え、コンディションを整えなければなりません。
- リオ五輪に向けての会見で、記者を指さす錦織圭
テニスのジュニア選手は、痩せている傾向があります。身体の成長が著しい時期ですので、適正な身長、体重を知った上で、それに応じた食事を整える必要があります。
食事する時は、プレーをイメージしながら食べるといいですね。
例えば、テニスは動きながら相手を観察し、瞬時の判断や対応が求められるので、脳に必要なエネルギーは「糖質」だから、ご飯をしっかり摂ろう。大事な1ポイントに集中するには「カルシウム」が大切だから、乳製品を忘れず摂ろう。威力のあるサーブを打つための筋肉をつけるには「タンパク質」が必要だから、お肉を食べようといったように。
脳へのエネルギーをしっかり送り、また長い試合を勝ち抜くための持久力アップにもなる糖質、そしてケガ予防、強靭な筋肉を作るタンパク質が摂取できる「ささみ親子丼」を紹介します。ささみを甘辛く味付けしたものを具にして、海苔の代わりに薄焼き卵を巻いたおにぎりを補食としてもオススメします。【管理栄養士・山口美佐】
テニス選手におすすめのレシピ:ささみ親子丼
- ささみ親子丼
<材料(2人分)>
ご飯 600g
鶏ささみ肉 80g
卵 4個
大根葉 40g
タマネギ 80g
油 適量
だし汁 300cc
酒、しょうゆ 各大さじ1
ぬか漬け 40g
<作り方>
(1)大根葉は、みじん切りにして油で炒める。
(2)タマネギはスライスし、鶏ささみは一口大に切る。
(3)だし汁に酒を入れ、鶏ささみとタマネギを茹でる。
(4)火が通ったら、しょうゆを入れ、溶き卵を流し、半熟にする。
(5)丼にご飯をよそい、大根葉を混ぜ、(4)をのせる。ぬか漬けを添える。
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