<体操選手におすすめのレシピ>
体操は、いかに余計な体脂肪を落として、動ける筋肉をつけるかがポイントです。
片足でのバランスはもちろん、鉄棒などでは一定の動きで静止するなど、体幹をまずしっかりさせることが必要です。床や平均台では、ジャンプの高さを求められるとともに、そこに加わる演技によって足腰への負担が相当大きくなります。あん馬や鉄棒では、手首を使います。種目によって負荷のかかる部位が違いますが、テーピングを巻いて負荷や痛みを軽減させている選手も多い、過酷な競技です。
- リオ五輪日本代表の(左から)白井健三、加藤凌平、内村航平、田中佑典、山室光史
トップ選手は、そういうことを踏まえて、食事をしていると思います。以前、オリンピックに出場した体操選手の食事サポートをしたとき、食事内容をチェックしたのですが、相当考えて食事をしているのが分かりました。体重の増加がケガやパフォーマンスの低下につながるのを実感しているため、低脂肪の食材や野菜をふんだんに取り入れていたのが印象的でした。
また選手村で、ほかの競技も含め選手のサポートを行った際に、体操選手やコーチと話をしましたが、このときも体重増加を抑えながら、疲労回復のために上手に補食をとっていたのを覚えています。
さて、今回紹介するのは体重コントロールをしながらもタンパク質や鉄がしっかりとれるレシピ「アサリと高野豆腐の炊き込みご飯」です。満腹感を出すために、食物繊維の多いレンコン、ゴボウを取り入れました。アサリはむき身を使っておにぎりにしたり、補食として取り入れたりすることもおすすめです。【管理栄養士・川端理香】
体操選手におすすめのレシピ:アサリと高野豆腐の炊き込みご飯
- アサリと高野豆腐の炊き込みご飯
<材料(2人分)>
A.精白米 2カップ
A.レンコン 100g
A.ゴボウ 200g
A.高野豆腐 1個
A.アサリ(殻付き)200g
A.醤油 大さじ4
A.みりん 大さじ1
白ゴマ 大さじ2
サヤエンドウ 6枚
<作り方>
(1)レンコン、ゴボウ、サヤエンドウは食べやすい大きさに切る。高野豆腐は戻して小さめに切る。
(2)サヤエンドウをさっと茹でておく。
(3)A.を入れて炊飯器で炊く。
(4)炊きあがったら、白ゴマとサヤエンドウを混ぜる。
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