【りくりゅうの言葉】今季目標「ケガをしない」に込めた思い…ミラノ五輪で笑うため

日本スケート連盟（JSF）による強化合宿が、イタリア北部のバレーゼで開催されました。2026年ミラノ・コルティナダンベッツォオリンピック（五輪）で日本代表が練習拠点とする地に、昨季の世界選手権代表を中心とした12人が集結。8月14日から3日間の日程で練習に励み、当地の15日夜にはエキシビションが行われました。

夏季五輪が終わり、日刊スポーツ「Figure365」取材班はパリからミラノへ直行。どこよりも早く、の思いで1年半後の冬季五輪へスタートを切りました。

2024年世界選手権銀メダルの「りくりゅう」こと三浦璃来（22）木原龍一（31）組（木下グループ）も合宿に参加。今季は「ケガをしない」を目標に掲げ、全試合出場を目指す今季に懸ける思いを「りくりゅうの言葉」としてお届けします。

フィギュア2024.08.20 11:00

藤塚大輔

イタリア合宿での「言葉」

イタリア・ヴァレーゼでのエキシビションで演技を披露するフィギュアスケート・ペアの三浦（手前）木原組（以下、合宿中の写真はすべて藤塚大輔が撮影）

謎の自信を持っている2人

―ミラノ五輪で使用予定の練習会場での調整となりました。雰囲気はいかがですか

三浦　カナダにはガラス張りのリンクがあまりないので、陽の光が入ってきて、すごく気持ちよく滑ることができました。

強化合宿に参加した三浦璃来

木原　氷がすごく良くて滑りやすい。すごく良い環境だなと思いました。

強化合宿に参加した木原龍一

―ミラノ五輪へのイメージは湧いてきましたか

三浦　あと1年半なので、着々と近づいてきているなと感じます。今季は「ケガをしない」が目標なので、ケガなく成長できるように頑張りたいです。

木原　1年半はあっという間だと思うので、1日1日を大切に、必死に過ごしたいと思います。

―ミラノ五輪への思いはいかがですか

三浦　私たちの目標として個人での表彰台というのはあるんですけど、それよりも五輪という場で自分たちが笑顔で終われるようにしたいというのがある。まずはそこへ向けた枠取りを目指して頑張りたいです。

木原　個人でのメダル獲得が目標ですが、まずは試合が終わった時に僕たちらしい演技が皆さんにお見せできるように頑張りたいです。出場できるように1歩1歩頑張らなければならないなと思います。

会場の音楽に驚くしぐさを見せる木原龍一

―三浦選手の肩の状態はどうですか

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藤塚大輔Daisuke Fujitsuka

Gifu

岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部（野球以外の担当）所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。