【三浦佳生の言葉】味わった天国と地獄 ミスが出る失意にも「実力がないだけ」

三浦佳生(19=オリエンタルバイオ/明治大)は一夜で正反対の結果を受け止めました。自己ベストの102・96点で2位発進した前日のSPから一転、フリーでは全7つのジャンプでミス。137.42点の11位、合計240.38点で6位となりました。悩まされている左太ももの痛みはありますが、演技後には「関係ない。実力がないだけです」と言い訳はなし。気丈に報道陣に応じた「三浦佳生の言葉」です。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇11月9日◇東京・代々木第一体育館◇男子フリー


順位選手名SPフリー合計
1鍵山優真105.70194.39300.09
2ダニエル・グラッスル83.01181.84264.85
3壷井達也85.02166.50251.52
4アンドリュー・トルガシェフ84.36162.22246.58
5マッテオ・リッツォ81.79164.77246.56
6三浦佳生102.96137.42240.38
7ジェイソン・ブラウン77.08152.01229.09
8樋渡知樹74.59151.79226.38
9ウラジーミル・リトビンツェフ81.85143.82225.67
10ガブリエレ・フランジパーニ81.33142.49223.82
11マーク・ゴロニツキー77.74138.02215.76
12イム・ジュホン74.31121.74196.05

「ただ自分の実力が足りないだけ」

フリーを終えて テレビへの取材対応

―演技を終えていかがですか

何もないです。はい。

―演技後はどのような心境でしたか

いや、もう聞かないでください。

―脚の状態はどうだったんでしょうか。昨日すごく素晴らしい演技でしたが

いや、何も関係ないです。脚も痛くないです。ただ実力がないだけです。関係ないです。

男子フリーで演技を披露する三浦(撮影・河田真司)

男子フリーで演技を披露する三浦(撮影・河田真司)

―演技中にジャンプから表現に切り替えることはできましたか

いや、ないです。

―今はどういう思いが大きいですか

この大きな大会でやっぱり結果を残したかったっていう思いもあるので。これでもうファイナルにいかないので。何も残せなかった。帰って練習するだけだと思います。

―今大会はどういう経験になりましたか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。