【りくりゅうの言葉】「2人ともかっこつけてるだけ(笑)」変わらぬ「挑戦者」の2人

24年世界選手権2位の三浦璃来(22)木原龍一(32)組(木下グループ)が、2季ぶりのGPシリーズに臨みます。スケートアメリカの前日練習後に、今季、ショートプログラム(SP)、フリーともに新たな振付師に依頼した経緯、9月中旬のロンバルディア杯での転倒の影響などを語ってくれました。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇10月17日(日本時間18日)◇テキサス・アレン◇前日練習

GPシリーズ第1戦スケートアメリカの公式練習で笑顔を見せるペアの木原龍一(右)三浦璃来組。左はブルーノ・マルコット・コーチ(撮影・藤塚大輔)

GPシリーズ第1戦スケートアメリカの公式練習で笑顔を見せるペアの木原龍一(右)三浦璃来組。左はブルーノ・マルコット・コーチ(撮影・藤塚大輔)

「感覚が良かったので、少しスピードが」

前日練習を終えて

―今日の練習で得た感触と、今のコンディションについて教えてください。

木原 感覚が良かったので、少しスピードが過ぎてしまう部分があったんで、そこは本番までに逆に落とさないといけないと感じましたけど。公式練習始まる前に意図的にスピードを落とす練習をしないとって璃来ちゃんと話していたので、 そこはちょっと、だから逆に出しすぎたなっていうところがあったので、アジャストしていきたいかなって思います。

三浦 本当に滑りやすい氷で、龍一くんがおっしゃってくれてたように、スピード出しすぎてリフトで壁に激突してしまったので、明日からはフィーリングがわかった気がします。

木原 スピードを落とす練習をしていると、結局そこから自然的に全体的に落ちてしまうので、 最初に自分たちのトップのスピードを出す練習しとけばいい位置に落ち着いてくるかなっていう考えがあったのでそういう練習をしてたんですけど。慣れてるはずの小さいリンクだったんですけど、それ以上に出すぎてしまったかな。

公式練習に参加した木原

公式練習に参加した木原

―今シーズンのプログラムの振付師は新しい方ですね。フリーは難しい音楽に見えましたが、いかがですか。

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。