【りくりゅうの言葉】「自然と笑顔」→「笑顔にならずに」今季の変化/現地限定

【アレン=藤塚大輔】2季ぶりのGPシリーズとなった三浦璃来(22)木原龍一(32)組(木下グループ)が首位発進しました。

77・79点を記録。自己ベスト80・72点まで2・93点に迫る高得点で、2位に7・13点の大差をつけました。

今季の新SPは「Paint It Black」。表情にもこだわりを持ちながら演じています。

現地取材メディア限定の一問一答を「りくりゅうの言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇10月18日(日本時間19日)◇テキサス・アレン◇ペア・ショートプログラム(SP)

6分間練習の前にあいさつをする三浦(左)木原組(撮影・藤塚大輔)

6分間練習の前にあいさつをする三浦(左)木原組(撮影・藤塚大輔)

「あっ、さけんでる!」

SPを終えて

―77点台の点数をどう振り返りますか

木原今年の構成点で77(点)だと、目標としていた点数に近いかなと思います。ここ数年あまり75点を超えられていなかったので、今日初戦ですけれど、しっかり練習でやってきたことを出せたのは良かったと思います。

―足は何かありましたか

木原最後のエンディングポジションでタイムオーバーになるのを恐れて、勢いよくしゃがんだんですけれど、そこに璃来ちゃんのかかとのエッジの部分があって、自分が乗っちゃっただけなので。明日のために冷やしています。

6分間練習を行う木原(左)三浦組(撮影・藤塚大輔)

6分間練習を行う木原(左)三浦組(撮影・藤塚大輔)

―三浦選手は振り返っていかがですか

三浦そうですね。初戦の73点? を超えられたことは、本当に良かったと思います。あとはデススパイラルのレベル4が取れたので、本当にうれしいです。

―2季ぶりのGPシリーズは独特な緊張感がありますか

木原どちらかといったらホームのような雰囲気で応援していただけていたので、ものすごく安心して滑ることができました。

演技する三浦(上)木原組(共同)

演技する三浦(上)木原組(共同)

―スロー3回転ルッツを降りていた時に、ブルーノ・コーチがすごく喜んでいました

三浦聞こえていました! 「あっ、さけんでる!」って。

木原「さけんでる!」って思ったけど、スピンがあったので。

―さけぶのは珍しいですか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。