【島田高志郎の言葉】「今までで一番気持ちよかったんじゃないかな」/現地限定

【アレン=藤塚大輔】3季連続4度目のGPシリーズとなった島田高志郎(23=木下グループ)は、81・88点で6位につけました。

トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)の転倒があったものの、「気持ちよさがあった」と最後まで笑みを絶やしませんでした。

現地取材メディアのみが聞いた演技直後の声を「島田高志郎の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第1戦スケートアメリカ>◇10月19日(日本時間20日)◇テキサス・アレン◇男子ショートプログラム(SP)


順位選手名SP
1イリア・マリニン99.69
2三浦佳生99.54
3ニカ・エガゼ93.89
4ケビン・エイモズ92.04
5デニス・バシリエフス85.10
6島田高志郎81.88
7吉岡希80.79
8マキシム・ナウモフ73.11
9ドノバン・カリーヨ67.48
10ウェスリー・チウ66.86
11ルカ・ブルサード65.31
12フランソワ・ピトー56.16
男子SPの演技を終え、キスアンドクライで笑顔を見せる島田高志郎(左)(共同)

男子SPの演技を終え、キスアンドクライで笑顔を見せる島田高志郎(左)(共同)

男子SPで6位の島田高志郎(共同)

男子SPで6位の島田高志郎(共同)

ステファン・コーチの最高の反応

男子SPを終えて

―最初の4回転トーループがきれいに決まりました

いや、そうですね。やっぱどうしても(次のジャンプのことを)考えちゃった時にはもう遅いみたいな。ちょっと体の動きが遅くなっちゃったなっていうふうに思うんですけど。すごく良い気持ちで滑ることができましたし、自分がやってきた練習、結構SPはノーミスの確率も上がっていたので、ノーミスできなかったことは悔しく思うんですけど、それ以上に得た気持ちよさっていうものがあったんじゃないかなと思います。

―ミスもありながらお客さんがすごく沸いていました

もう、もう本当に、温かいお客さんのおかげで、なんだろう、どんどん、どんどん自分の気持ちも波に乗っていくことができましたし、もうほんとに今までで滑ってて一番気持ちよかったんじゃないかなって思います。

男子SPで演技を披露する島田(撮影・藤塚大輔)

男子SPで演技を披露する島田(撮影・藤塚大輔)

―なぜそれができたんでしょうか

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岐阜県不破郡垂井町出身。2022年4月入社。同年夏の高校野球取材では西東京を担当。同年10月からスポーツ部(野球以外の担当)所属。
中学時代は軟式野球部で“ショート”を守ったが、高校では演劇部という異色の経歴。大学時代に結成したカーリングチームでは“セカンド”を務めるも、ドローショットに難がある。