【千葉百音の言葉】「自分はもっともっと上に行ける」その「上」が指し示す場所は

フィギュアスケート女子の千葉百音(木下アカデミー)が212・54点で2位となり、GPシリーズ初の表彰台入りを果たしました。

今大会への充実感を語りつつ、勝負のGP2戦目となる最終第6戦中国杯(11月22~24日、重慶)を見据えています。

7日の公式練習、8日のショートプログラム(SP)、9日のフリー、10日の一夜明けをまとめて「千葉百音の言葉」としてお届けします。

フィギュア

<フィギュアスケート:グランプリ(GP)シリーズ第4戦NHK杯>◇東京・代々木第一体育館◇女子シングル


順位名前SPフリー合計
1坂本花織78.93152.95231.88
2千葉百音71.69140.85212.54
3青木祐奈69.78125.29195.07
4アリサ・リュウ65.03125.72190.75
5ブレイディ・テネル62.05128.20190.25
6ララ・ナキ・グットマン61.51118.77180.28
7ウィ・ソヨン61.43112.34173.77
8オルガ・ミクティナ60.94108.99169.93
9リンゼイ・ソーングレン54.79114.24169.03
10ニーナ・ペトロキナ52.98112.86165.84
11エカテリーナ・クラコワ56.46100.68157.14
12キム・イェリム51.32101.52152.84
女子の表彰式後、喜びのジャンプを披露する、左から2位の千葉、優勝の坂本、3位の青木(撮影・河田真司)

女子の表彰式後、喜びのジャンプを披露する、左から2位の千葉、優勝の坂本、3位の青木(撮影・河田真司)

「坂本花織選手、すごく見る人の心を動かす」

7日の公式練習を終えてテレビへの取材対応

―氷上練習を終えたばかりですが、どのようなところを確認しましたか

全体的にジャンプをフリーとショート両方バランスよく練習できたかなというふうに思います。氷と自分のエッジというか足元をしっかり密着させるために、いつもよりスケーティングをよりしっかり氷に乗る意識を向けて、曲かけでもちゃんと大きいスケーティングを意識できたかなと思います。

―コンディションの感覚はいいですか

昨日は移動してからこっちの練習が初めてで。ちょっと足元がおぼつかない感じだったんですけど、今日は昨日より踏ん張れてきたかなというふうに思います。

―NHK杯は初出場ですが、雰囲気はいかがですか

全日本の雰囲気と、青い感じとか似てるなと思いつつ、私は結構全日本の雰囲気が嫌いじゃないので、楽しんでできたらなと思います。

―GP初戦で前の大会から少し時間が空きましたが、特に強化してきたポイントを教えてください

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大学までラグビー部に所属。2013年10月に日刊スポーツ大阪本社へ入社。
プロ野球の阪神を2シーズン担当し、2015年11月から西日本の五輪競技やラグビーを担当。
2018年平昌冬季五輪(フィギュアスケートとショートトラック)、19年ラグビーW杯日本大会、21年東京五輪(マラソンなど札幌開催競技)を取材。
21年11月に東京本社へ異動し、フィギュアスケート、ラグビー、卓球、水泳などを担当。22年北京冬季五輪(フィギュアスケートやショートトラック)、23年ラグビーW杯フランス大会を取材。
身長は185センチ、体重は大学時代に届かなかった〝100キロの壁〟を突破。体形は激変したが、体脂肪率は計らないスタンス。