辰吉寿以輝の現在地〈20〉「生意気やな」父丈一郎の4戦目での日本王者に/会見全文

平成のカリスマ、丈一郎を父に持つ辰吉寿以輝(28=大阪帝拳)。

日本初の親子世界王者につながる道を一途に歩む。

初タイトルマッチがついに正式発表された。

12月12日、後楽園ホールで東洋太平洋スーパーバンタム級王者中嶋一輝(31=大橋ジム)に挑戦する。

10月16日に後楽園ホールで中嶋と記者会見に臨み、静かに火花を散らした。

ボクシング

対戦発表会見に出席した東洋太平洋スーパーバンタム級王者中嶋一輝(左から2番目)と同級7位辰吉寿以輝(同3番目)左端は大橋秀行会長、右端は吉井寛会長

対戦発表会見に出席した東洋太平洋スーパーバンタム級王者中嶋一輝(左から2番目)と同級7位辰吉寿以輝(同3番目)左端は大橋秀行会長、右端は吉井寛会長

12月12日、後楽園ホール 中嶋×寿以輝

司会 大阪帝拳ジムの辰吉選手、そして大阪帝拳ジムの吉井寛会長に本日、ご登壇いただいております。それでは、まず、この開催プロモーターであります、大橋秀行会長よりひと言お願いいたします。

大橋会長 本日はお忙しい中、お集まりいただきまして、ありがとうございます。まず中嶋一輝の防衛戦ですが、対戦相手は辰吉寿以輝選手。無敗の選手で、辰吉丈一郎選手の息子さんということで、大変、注目される試合になると思います。両者、一発パンチがあるので、1ラウンドから目が離せない緊張感のある試合になると思いますので、ご来場いただき、またレミノ(Lemino)で生配信されますので、そちらの方で皆さんに、たくさんの皆さんに、見ていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。以上です。

司会 ありがとうございました。それではまずOPBF、東洋太平洋スーパーバンタム級チャンピオン中嶋一輝選手は、OPBF東洋太平洋バンタム級タイトルに続きまして、2階級制覇を成し遂げております。2階級目のタイトルの2度目の防衛戦となりますが、中嶋一輝選手もひと言、お願いします。

中嶋 大橋ジムの中嶋一輝です。2回目の防衛戦なんですけど、次もメインイベント選んでいただいて、ありがとうございます。今回は、盛り上げる試合をしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

司会 ありがとうございました。その初防衛戦では、初防衛戦の試合直後にリングにも上がっていただきました。辰吉寿以輝選手、お願いいたします。

寿以輝 大阪帝拳の辰吉寿以輝です。今回こうやって、チャンスもらえて本当にありがたく思ってます。

司会 はい、ありがとうございました。この両選手ですが、皆さまご質問などあればお願いいたします。

―両選手に、対戦相手の印象と、どんな試合をしたいか、お願いします。

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スポーツ

益田一弘Kazuhiro Masuda

Hiroshima

広島市生まれ。2000年の入社からバトル、相撲、サッカー、野球を担当して、13年からオリンピック担当。
14年ソチ、16年リオデジャネイロを取材して、18年平昌、21年東京は五輪班キャップを務める。東京五輪後に一般スポーツデスク。
大学時代はボクシング部で全日本選手権出場も初戦敗退。アマチュア戦績は21勝(17KO)8敗。