ドジャースで大活躍の大谷翔平投手。「メ~カ」ことニッカンスポーツの藤尾明華カメラマンが「おー!」と驚く?「オー!タニサン」の近況を写真とともに紹介します。

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カメラマンは、時としてリモートカメラを設置することがあります。

大リーグ取材でも使用するのですが、ドジャースタジアムはその設置場所が少し高い場所にあるので、椅子を使い作業をします。多くの人は椅子にあがるとき、靴を脱ぎますよね?

いつものように靴を脱いで椅子に立ち作業をしていると、「靴は履いたままでいいんだよ」とスタッフに言われました。そういわれても、いつものクセみたいなものだし、その後、誰かが座るかもしれない。ちょっと抵抗がありました。

しかし、よくよく話を聞くと、土足で汚れても拭けばいい。靴は足を守るものなので、靴を脱いでけがなどされては困る、そうなのだ。

なるほど。「靴は脱ぐな」だったのです。文化の違いはわかっていましたが、そこまでだったとは。

アメリカ7年目の大谷翔平選手は、すっかり日常生活にも慣れたことでしょう。文化の違いで変化したこともあるでしょう。しかし、野球選手、大谷は何も変わらない。打席に入るときに相手チームや審判にあいさつしたり、ベンチを汚さないようにひまわりの種の殻を紙コップに入れたり、ベースの土を払ったり。日本ハム時代でも、エンゼルス時代でも、今も、ショウヘイオオタニはいつでも大谷翔平のままでした。【藤尾明華】(ニッカンスポーツ・コム/MLBコラム「メ~カのWEEKLY SHO!Time!!」)

5月19日、レッズ戦で打席の合間にベースの上の土を払うドジャース大谷(撮影・藤尾明華)
5月19日、レッズ戦で打席の合間にベースの上の土を払うドジャース大谷(撮影・藤尾明華)
6月6日、パイレーツ戦でベンチでひまわりの種の殻を紙コップに出すドジャース大谷(撮影・藤尾明華)
6月6日、パイレーツ戦でベンチでひまわりの種の殻を紙コップに出すドジャース大谷(撮影・藤尾明華)