プロ野球番記者コラム

【中日】300ヤード超のドライバーショット打つ加藤竜の夢はドームで本塁打 確信歩きが楽しみ

秋季キャンプ打ち上げ後に加藤竜が見せた両手のマメ
秋季キャンプ打ち上げ後に加藤竜が見せた両手のマメ

<ニッカンスポーツ・コム/プロ野球番記者コラム>

月イチゴルファーにはうらやましい言葉を発した選手がいた。オフに投手から野手に転向を発表した加藤竜馬投手(25)だ。

秋季キャンプ明けに話す機会があった。オフの息抜きに選手たちもゴルフに興じる。ゴルフをするのかという質問をすると、「ドライバーは使わないでおきます。ティーショットはドライバーじゃなくてもいいですよね。ドライバーは曲がるからアイアンだけで行きますよ」ときっぱり。必死に振って、200ヤード超えれば、喜んでいるアマゴルファーにとっては、言ってみたいせりふだった。

加藤竜は、高校卒業時に大学アメリカンフットボール部から勧誘された経験も持つ。打席での打球則度は、ドジャース大谷ばりの時速180キロを超える。ゴルフのアマ時代に経験していて、ドライバーの飛距離は300ヤードを超えるという。そんなアスリートだから、いわゆるロングアイアン、2番、3番アイアンなどを使っても250ヤード近く飛ぶのだろう。

秋はひたすらバットを振り続けた。皮がむけ固まった手のひらを見せてもらった(写真)。「自分もワンチャンスにかけて野手に転向した。人より何倍もバットを振って練習しなきゃいけない」。

来年1月の自主トレは、ブライトとともに中田翔に弟子入りし、打点王3度のベテランのエキスを取り入れる。バンテリンドームでの本塁打を夢見る。「確信のホームラン。完璧なホームランを打ちたい」。ゴルフでのティーショットも見て見たいが、本拠地でのスイッチヒッターの和製大砲が見せてくれる確信歩きを楽しみにしたい。【中日担当=伊東大介】

中日の加藤竜馬(2024年2月12日撮影)
中日の加藤竜馬(2024年2月12日撮影)

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