ナショナルズGMが2年契約の小笠原慎之介に言及「あまり四球を出さない」

ナショナルズと2年総額350万ドル(約5億4300万円)で契約した小笠原慎之介投手(27)について、同球団のマイク・リゾGMが獲得理由などを語った。

26日(日本時間27日)付のMLB公式サイトの記事によると、同GMは小笠原の契約について「彼の一連の能力が気に入ったし、年齢も我々のタイムラインに合っていた」と説明。さらに「彼はあまり四球を出さないし、ストライクゾーンを積極的に攻める。弱い打球を打たせるから、長いイニングも投げることができる。配球については、これから彼と話し合っていくつもり。彼はもう少しフォーシームを高めに投げたいと思うだろう。日本ではあまり投げていなかったが、効果的な球になるはず」と語った。

小笠原は昨年12月に中日からポスティング申請を行い、期限ギリギリの今月24日(同25日)にナショナルズと合意。今オフのポスティングシステムでの移籍は、ロッテからドジャースと契約した佐々木朗希投手、阪神からフィリーズと契約した青柳晃洋投手に続いて3人目だが、小笠原は唯一のメジャー契約となる。同GMは「彼の魅力のひとつは、まだ完成された投手ではないということ。彼は日本で9年間の経験があるが、改善して今よりももっと良い投手になる余地がある」と期待を込めた。