【社会人野球】今年始動サムティ野球部 元オリックス小川監督「名門に」ネスタリゾート内に拠点
不動産大手・サムティ株式会社は2日、今春発足する同社の企業チーム、サムティ硬式野球部として、記者会見を行った。
1月21日に公益財団法人日本野球連盟の承認を得て加入し、兵庫県三木市に同社が展開するテーマパーク・ネスタリゾート神戸内の練習場をを練習拠点とする。テーマパーク内に練習場を有するのは、社会人野球の中でもレアケースだ。3日から全体練習を行う。
指揮を執るのは、オリックスでイチローと95年「がんばろうKOBE」で三塁手として活躍し、オリックスやDeNAでコーチを務めた小川博文監督(57)が就任。「サムティ硬式野球部を名門にしたい」。
今春大学を卒業する選手と、今オフNPBと契約満了となった2選手の計23名が姿を現し、阪神やDeNA、昨季まではヤクルトでプレーした尾仲祐哉投手(30)が登壇した。「企業を背負うので、全国に出ないといけないし、(中には)プロを目指す子もいると。成長の手助けをして、自分も吸収して、お互い成長できれば」。元広島の曽根海成コーチ兼内野手(29)も出席した。「(新しい)ユニホームを着ると、身が引き締まる思いですね」。
この日、兵庫・三木市「ネスタリゾート神戸」内のクラブハウスと室内施設もお披露目もされた。三木総合防災公園野球場を「サムティドリームスタジアム」とネーミングライツで命名。練習や試合で活用する。
初の公式戦は8月の第57回姫路市長杯で、9月には初の2大大会への切符となる近畿地区の日本選手権予選に参戦予定だ。