ドラフト候補の横浜商大・宮崎海「肩を強化して」中堅に初挑戦「守れると大きい」日本ハムスカウト
神奈川大学リーグの横浜商大が5日、神奈川・横浜市内の同校グラウンドで練習始めを行った。
朝9時。54人の全部員が今年の目標を記した色紙を持参し、それぞれが前に出て発表。気持ちを新たに、今年にかける思いを口にした。
チームは5季連続でリーグ2位。あと1歩の展開が続いている。井樋秀則監督(62)は「今年はとにかく優勝。新年度、新しいチームはチャンス。その他大勢から抜け出してアピールしてほしい」と訴えた。真剣な表情で聞き入る選手たちは当たり前のようにメモを取り、短い返事でミーティングを締めた。その後は日が落ちるまで走り込みや打ち込みなどで汗を流した。
本職は左翼でドラフト候補の宮崎海外野手(3年=愛工大名電)は、プロ入りを見据えて今季から中堅に初挑戦する。昨秋のリーグ戦では打率3割7分の好成績を残した右の強打者は「(本塁送球の)距離が遠くなるので、この冬は肩を強化していきたい」と50メートル走6秒1の俊足を生かしながら、守備を基礎から磨いていく考えを示した。
初練習にグラウンドを訪れた日本ハム坂本スカウトは「注目の右打ちの選手。打撃は心配していないので中堅を守れるようになると大きい」と話した。