夢はでっかく160キロへ。DeNAドラフト1位竹田祐投手（25＝三菱重工West）が8日、球団施設DOCKと隣接した横須賀スタジアムで新人合同自主トレ初日を迎えた。背番号12のゼッケンを背負ってランニングやキャッチボールなどで軽めに調整。「しっかり練習できたので、楽しかったです。可動域を保ちつつ、筋肉の出力を上げていければ」とテーマを掲げた。

うずうずと待ちわびたプロ野球選手としての1日目。可能性は無限大に広がる。「ピッチャーやってる以上は球が速いのは格好いいと思う。球速だけじゃないと思うんですけど、160キロ目指して頑張ります」と最速153キロから7キロアップをイメージした。

練習前には視察した三浦監督から「この世界で活躍するために、DOCKもコーチもスタッフも、利用できるものは全て利用して結果を出すために取り組んで欲しい」と訓示を受けた。直立不動で「その言葉を心に持って野球をしていきたい」と受け止めた。初詣に大阪の実家から毎年訪れる奈良・大神（おおみわ）神社は、奈良出身の三浦監督にとっても「良い所ですよ。昔はよく行ってました」という思い出の地。指揮官と縁があるドラ1右腕が、夢に向かって1歩1歩踏み締める。【小早川宗一郎】