ヤングリーガーたちへ、オリジン東秀とパナソニック野球部が食育&野球教室
パナソニック野球部とヤングリーグ(中学硬式野球)の選手が交流する「食育&野球教室」(本社主催)が11日、パナソニックベースボールスタジアム(大阪府枚方市)で開催された。泉大津ヤング、高槻オールブラックスヤング、枚方ヤングホークス、兵庫川西ヤング、ヤング湊クラブの5チームで選手86人、指導者・保護者75人が参加。開会式ではパナソニック野球部運営課の木村庄作課長が「食事はスポーツ選手にとって重要。バランス良く栄養をとれるように心がけてください。野球教室でも分からないことはどんどん質問してください」と呼びかけた。
午前中の食育教室では、イオングループの弁当総菜チェーン大手オリジン東秀株式会社の岡内咲月さん、江藤真里奈さん、土井朝貴さんが講義。スライド資料を使って「PFCバランス(体のエネルギーを作る栄養素であるタンパク質、脂質、炭水化物)」についてなど、アスリートに必要な栄養について丁寧に説明された。講義最後の3択クイズでもパナソニック野球部の選手とヤングリーガーらが楽しく知識を身に着け、成績上位者にはオリジン東秀の「若鶏のからあげ(マッサマンカレー味と醤油味)」などがプレゼントされた。昼食時にはオリジン東秀の作りたて総菜弁当を食べる選手らを見て、同社広報の加藤有滋さんは「講義も真剣に聞いてくれて、体を作って強くなりたいという気持ちがひしひしと伝わってきました」と目を細めた。
今回の総菜弁当は「蒸し鶏と枝豆の塩昆布和え」「揚げ出し豆腐~和風みぞれ~」「生姜焼き~国産生姜使用のおろし生姜だれ~」「とり天(薫る海苔しお味)」「おにぎりメガ三郎(さば・昆布・梅)」と、豊富な栄養のアスリート向けメニューとなっていた。
野球教室は地域貢献に力を入れるパナソニック野球部が指導。スタジアムと室内練習場でポジション別に練習を行った。バッテリーは投球練習とトレーニング、内・外野手は打撃と守備練習が行われ、トレーニング時に意識するポイントやフォームについてアドバイスが送られていた。教室後、パナソニック野球部の松浦隆己主将(22)が「午前と午後で学んだことを今後の野球人生に生かして頑張ってください」とあいさつ。泉大津ヤングの西山柊輝主将(2年)は「食育教室では多くのことを学べてタンパク質の重要性も分かりました」。同チームの山本悠陽捕手(2年)は「下から捕球するキャッチング技術など学べました」と充実の時間を振り返った。