【日本ハム】新庄監督、敬遠サヨナラ打は計算 野村監督の最終判断は「あの目立ちたがり屋が…」

  • 延長12回裏、槙原の投じた敬遠のボールを、左前へたたきサヨナラ安打を放った新庄剛志(左端)はナインから手荒い祝福を受ける(1999年6月12日撮影)

日本ハム新庄剛志監督(52)が10日、フジテレビ「酒のツマミになる話」に出演し、阪神時代の伝説のシーンを説明した。

新庄監督は99年6月12日の巨人戦、4-4の延長12回1死一、三塁で巨人槙原寛己の敬遠球に飛びつき、左前にサヨナラ打を放った。当時を振り返り「あの試合の3試合前かな、僕めちゃくちゃ調子良くて敬遠されて。『あ、このボール打てるな』と。その次の日の打撃練習でバッティングピッチャーに『すいません、キャッチャー立ってもらえますか』って投げてもらって。5分間くらい(敬遠球を)打つ練習をしてた」と、準備を進めていたことを明かした。

その後、新庄監督は柏原純一打撃コーチと敬遠球を打って良いかを確認するサインを設定した。伝説の場面では、同コーチが野村克也監督に確認。すると野村監督が「あの目立ちたがり屋が、好きにせえ」と答え、名シーンが生まれた。新庄監督は「あれも計算。練習をしていないと打てないです」と語った。

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