大阪桐蔭・徳丸快晴が早大の練習参加「大学日本代表も入りたい」4年後のドラフト上位目指し始動

  • 早大の練習に初参加し、ガッツポーズをみせる(左から)小松、佐宗、湯浅、徳丸(撮影・保坂淑子)
  • 早大の練習に初参加した(左から)小松、佐宗、湯浅、徳丸(撮影・保坂淑子)

4年後のドラフトへ向け、勝負が始まった。

23年春、24年春夏の甲子園に出場し、高校日本代表でも活躍した大阪桐蔭の強打のスラッガー徳丸快晴外野手(3年)が1日、西東京市内の早大安部球場で全体練習に参加した。

フリーバッティングでは先輩たちに引けをとらない快音を響かせ「いい感じで打てた。実戦になってもしっかり打てるように、周りの方々の話を聞いてレベルアップしたい」と、自信をのぞかせた。小宮山悟監督(59)も「しっかりと準備をして今日を迎えてくれた。木のバットにも対応できている」と、笑顔で見つめた。

昨年はプロからも注目されたが、早大進学を選択した。「今、プロに通用するかと言ったら、まだまだだと思った」。自分自身を見つめなおし「野球だけでなく体のこと、人間的なことも学び、4年後プロの世界で1年目から活躍したい」。上位指名を目標に掲げ、4年間、心身ともに本当の力を身につける。

打線の主軸を担ってきた印出太一捕手(22)が社会人の三菱重工Eastへ進み、吉納翼外野手(22)が楽天からドラフト5位で指名された。徳丸には、即戦力としての期待も大きい。小宮山監督は「春即戦力になりうる」と、新入生の春季キャンプ帯同を示唆した。

「早く試合に出てリーグ優勝、日本一。大学日本代表にも入りたい」と徳丸。この選択は間違っていなかったと胸を張って言える、充実した4年間にする。