五輪の男子トラック種目で史上最高成績を残した男子400メートルリレーメンバーの桐生祥秀(20=東洋大)が、再び海外遠征を行う可能性があることが22日(同)、分かった。リオの空港から日本に出発。銀メダルについて「重いです。首が折れそう」と喜びを口にした。

 帰国後は日本学生対校(9月2~4日、埼玉・熊谷)に出場を予定。その後、フランス・マルセイユで行われる国別対抗戦のデカネーションに出場するプランが浮上した。同大会は100メートル、110メートル障害、砲丸投げ、棒高跳びなど10種目の合計点で競う国際大会。桐生の出場予定種目について、土江コーチは「100メートルです」と明言。桐生は「フランスは行ったことないです。町は楽しそうですね」と話した。コンディション次第だが、7月の欧州遠征、8月のリオ五輪、9月のフランスと3カ月連続の海外遠征が視野に入る。

 日本学生対校では、100メートル、200メートル、400メートルリレーにエントリーした。1年5カ月ぶりとなる200メートルについて「久しぶりなので、どんな感じになるか、予想がつかないですね」と苦笑いした「ジェット桐生」。地力をアップさせるために、個人2種目に挑戦する。